「じゃあ後はうまくやっといて」と丸投げされのでやったら怒られた

 米国では公民権法の下で黒人を優遇する積極的差別是正措置(アファーマティブ・アクション)が長く行われてきたが、判決は人種に基づく少数派優遇の行き過ぎに歯止めをかける内容。今後、全米で採用や昇進の在り方に影響を及ぼしそうだ。

 判決などによると、ニューヘブン市で03年に実施された消防士昇進試験の結果、黒人受験者が1人も昇進できなくなった。市当局は人種差別だと訴えられることを懸念し試験結果を破棄。このため白人受験者らは昇進の機会を逃した。

http://www.47news.jp/CN/200906/CN2009063001000603.html

へー。と言う感じ。
市当局の中の人も大変ですよね。多分あのまま黒人合格者0人でも文句言われたし、今回のように対処してもこうなる。
まさに正答無し!


多数派が少数派を差別する、というのは昔からよくある話。
少数派が多数派を差別する、というのも実際よくある話で。某イラクだとか過去の植民地だとか。



まぁそういう話より、今回の件は結局「問題を起こしたくない」という消極的予防行為が原因なんだろうけど。


日本にもありますよね。自主規制だとか。放送禁止用語だとか。言葉狩りとかもそうですね。
効率だけ考えれば、確かに何も考えずにひたすら安全策を選べばいい。その基準とか万が一の対応とかめんどくさいですしね。
そんな平凡・無色なだけな物に価値があるかと言われると困りますけど。


結局の所、上からは無言で「配慮しろ」と言われ、下から・ユーザーからも「(違う方向に)配慮しろ」と言われる。
よくある中間管理職的な悲哀が見えてくるという何とも悲しい話に。