「頭がおかしい」という誉め言葉

最近は某押尾さんがクスリで捕まって話題だそうです。
ぶっちゃけその人の事は昔、押尾語録で知りました。という程度です。よく知らない人?


あとノリピー?
ノリピーは知ってます。マンモスうれピーです。


http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090803-OYT1T00893.htm
http://www.asahi.com/national/update/0803/TKY200908030323.html
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090803/crm0908032322034-n1.htm


さて置き、まぁミュージシャンとかのいわゆる芸術方面の人は良くクスリの罠に嵌まっちゃいますよね。
多少肯定的に見れば、それ位しないと(頭ぶっとんでいかないと)、素晴らしい作品が産まれないって見方はあるかしれません。
と言っても、使わなくてもすごい作品を産み出す人は沢山居るので、所詮そういう事なんですけど。


僕がこのように考えるのは、こうした事件を聞く度に「フィリップ・K・ディック」を思い出すからです。
彼もまたクスリに手を出してしまった一人です。
以前の日記でちょっと触れましたが、僕の好きなSF作家の一人です。
アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」とか「マイノリティレポート」とかで有名でしょうか。


そして彼の作品と言えば、まぁひどい。
短編はかなり気軽に読めるんですけど、一部の長編になるとそれはもう。
まぁSFにはそういう人結構居るんですけど、この人はトップです。頭おかしい。
実際そのクスリ実体験を元にした作品がある位です。微グロ。


僕は彼の作品が大好きです。
その上で、「うわーこの人頭おかしい」と思ってしまう事が多々あります。勿論誉め言葉、天才の形容として。
そうした人がクスリやっていた、と聞くと「あーありそう」と思ってしまうのも事実です。
こんな作品はそれ位頭ぶっとんだ人じゃなければ産み出せないんだろうな、と。




日本の芸能界でも良くある話ですよね。
某槇原さんとか。
彼が売れるのは「頭ぶっとんでるからだ(誉め言葉)」と言うと色々ファンの人に石を投げられそうなのでやめておきます。


こう考えると、最初の話の押尾語録の中の人もそういう事だったのかもしれない。
どんな音楽なのかさっぱり聞いた事ありませんけど、語録を見る限り……、いや、きっとそうに違いない!
惜しい人を無くしました。