世界を牛耳る巨大多国籍企業はどこいった

なんとなく伏線ありましたが最近、「起動戦艦ナデシコ」見てました。


懐かしい。
なんていうか懐かしい。もう十年以上昔らしいですよ。


で、見てて改めて思ったのが、そういえば昔はネルガルみたいな軍事力を持つまでに至る超企業、みたいなSF設定良くあったなぁと。
まぁ時代性と言ってしまえばそういう物なんでしょうけど。バブル後みたいな。


国家に影響を及ぼし軍事力を持つに至る巨大企業、と言えばAC3(エースコンバットの方)を思い出します。黒歴史扱いされてそうです。
「挟まっちまった!」はシリーズ最高の名言だと思います。
これも国家という枠組みが曖昧になった末の企業間戦争が舞台でした。


振り返って未来に生きる私達にそんな土壌があるかと言えば、全くない。
軍事産業・製造業は随分昔に脱落し。
資源系メジャーはその多くが国営となった。
そして最近の某サブプライムローンで世界を席巻しかけた金融は壊滅。
帝国までもう少し、という所までいったかもしれないマイクロソフトは訴訟祭り。
さて、次脱落するのはグーグル帝国辺りでしょうか。


一企業に座して主導権を譲るのをただ見てるほど、現実の国家は甘くなかったと。
戦略資源は国家の物であったし、それ以外もやり過ぎた所は目の敵にされる。
食料生産もそろそろっぽいです。


国家を裏で操るような世界企業体を見ることは、僕が生きてるうちは無理そうです。
また僕らが夢見たSF的な未来が一つ……。


まぁ未だに戦争を裏で支配する軍事産業的な何かを信じてる人は一杯いそうですけど。