http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009102901000122.html
鳩山由紀夫首相は29日午前、参院本会議で行われた所信表明演説に対する各党の代表質問で、日米安保条約改定から来年が50年目の節目を迎えることを踏まえ「日米同盟の在り方について包括的なレビュー(再検討)を行いたい」と表明した。自ら掲げている「対等な同盟関係」構築に向け、幅広い分野で包括的な連携強化を図ることを念頭に置いた発言とみられる。
http://www.47news.jp/CN/200910/CN2009102901000122.html
「対等な同盟関係」、うん、あれだ、言ってることはかっこいいです。
実際の所は、何故か米軍やらアメリカが嫌いな人は忘れがちですけど、
日米同盟はそりゃもう典型的な「片務同盟」なわけで。
何かあった時、日本人の若者より先にアメリカの若者が死ぬ、という同盟。
昔偉い人が言ってましたよね「アメリカは日本の番犬です、間違えました、番犬様です」
概ね合ってる。
これを見直すという意味がどういう事を招くのか。
前政権まで続いていた、評判のよろしく無かった日本の軍縮政策はその意味で、
日米同盟の維持・深化という点を考えれば、まだ「悪くはない」判断ではあったんでしょう。
アメリカにより多く外注すればいいじゃない、という思想。
エコノミックアニマル万歳。
それを逆にハンドルを切ろうとしている。
国内問題で選挙に勝ったんだから、「同盟を更に強化して自衛隊は更に縮小します、そして子供手当てに!」位言えばいいのに。
しかしそうはならなかった。
まぁそれでも代替としての「東アジア共同体」を言うのは、ギリギリ論理的に合ってると言えるかもしれない。
「宝くじ当たるかもしれないから俺仕事辞めるわ!」位のノリか。
あ、やっぱり無理でした。
さて、日本は「対等」な同盟、青い鳥を求めてどこへいくんでしょうね。
原作では自分の家、「元の場所にあったんだ」的な説教臭いオチでしたけど。