1648年以前

http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009110701000164.html
http://sankei.jp.msn.com/world/america/091107/amr0911072302011-n1.htm

 全米のメディアは、捜査関係者や生存者の話を詳細に取り上げ、惨劇の詳しい状況や、事件を起こしたニダル・マリキ・ハサン軍医少佐の動機について大々的な報道を続けている。
 それによると、ハサン少佐は、戦地派遣前の予防接種のため整列していた第36工兵旅団の新兵ら約300人に向け、突然「アラー・アクバル」(アラーの神は偉大なり)と叫び、約4分間にわたり拳銃を乱射した。

http://sankei.jp.msn.com/world/america/091107/amr0911072302011-n1.htm

リアル海外ドラマ「24 -TWENTY FOUR-」の世界。
ほんとに「神は偉大なり」とか言うんだ。ドラマの中だけかと思ってましたよ。


24風の流れだと実はこの事件は何かの陽動であってこの騒動の間に核爆弾とかが盗まれて、
やべー大変だCTUだー!クロエはやくしろー!なにぃこの事件も陽動で実は大統領が狙われているだと!?
ジャックそれは違法だ!本当にすまないと思っているが時間がないはやくしろー!こ、これもまた時間稼ぎだとー!?以下略。
的な流れになるんですよ。24ほぼ全部見てます。



さて置き、
こうした件も含めて、イスラム原理主義によるテロの目的はどこにあるのか?
という事を考えてみるとまぁさっぱりで。何がしたいんだこの人達。
後先の事を考えないからこそ真のテロリストなのだ、と言われるとその通りだとは思うけれど。


だけどどっかで「キリスト教vsイスラム教の世界にしたいから」というのを見た時、なるほどと納得した。
実際その辺りなのかなぁと思う部分は確かにある。
だから500年遅れてるイスラム教世界とか言われる。未だに宗教戦争を引きずるイスラム世界。
それを馬鹿だなぁと言うのは簡単だけど、キリスト教も500年前はこんな事してたわけで。


かつてプロテスタント教国から抑圧されたカトリック教徒、
あるいはカトリック教国から抑圧されたプロテスタント教徒。
こうした彼らはどうしたかって今で言うテロ行為で対抗してた。
んじゃ今やってるのは? と聞かれるとプレイヤーが代わっただけ、としか言い様がない。


そうした宗教的な利益を優先するキリスト教世界・ヨーロッパ諸国は、賢明?な国家利益追求型の政治に進化した。
「もう戦争とか金掛かるし止めようぜ、いいよもうカトリックプロテスタントは同等で」的な。
ウェストファリア条約万歳。


で、イスラム教世界は「それ以前」だと言われてるわけだ。
誰かがもう一度第二次ウェストファリア条約やればいいのに。
でもそれをやると、「じゃあこれまでキリスト教イスラム教は同等じゃなかったのか?」と突っ込まれる諸刃の剣。
素人にはおすすめできない


そうして結局「とりあえず口では平和融和を訴えつつ、実際は彼らが自分で気付いてくれるの待ち」というなんかボンヤリとした結論となる。