止まるべくして止まった普天間

普天間移設問題が止まった事による日米同盟の根本的な動揺についての話。


何でこんなに大きな問題になっちゃんたんですかね。



そもそも最初に普天間移設が話題に登ったのは橋本首相の時の話。
米兵による婦女暴行から半年ちょっと、何故この時だったかと言えば、単純に言えばその前の「村山内閣」の時じゃ無理だと思われてたから。計画自体はあったものの、社会党の村山首相じゃ普天間移設に伴う日米同盟のあり方についての議論がまともに進まないと「日米の官僚」が思っていたから。そうして橋本首相になってから普天間の話は動き出した。それと共に同盟の話も。



そうして時は巡って十数年、民主党政権になって見事に全てが止まってしまったと。すごい慧眼です! 官僚優秀過ぎます。
しかし逆説的に「社会党と同レベル」という事が証明されちゃったわけでありまして。



普天間移設問題、決着は来年に先送り 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
http://www.afpbb.com/article/politics/2675594/5050251
最近もついに止めることを決めたらしいです。しかし14年決着は動かさない。
まぁ理論的には内閣退陣>次の政府が全力で動かす、という普天間の始まりの時のようにまた動くかもしれないので、間違ってはいない。その意味で正しくは「自分は先送りするけど、(次の人ががんばると思うので)期限は動かさない」という見方はできる。


しかし「何も決めないのを決めた宣言」というのはどうにも。あれか、それって地球が何回回った日だよ、的なあれか。


参考:『日米同盟半世紀』『同盟漂流』
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