幸せなら態度で示そうよ

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100206-OYT1T01037.htm
http://mainichi.jp/select/today/news/20100206k0000e030038000c.html

経済問題のダボス会議とかと較べると、いまいち地味扱いなミュンヘン安全保障会議での中国の発言。

 5日の基調講演で楊外相は、「中国が大国となっても覇権を求めることはしない」と述べて、国際社会の懸念払拭に努める一方、「多元化した国際社会を受け入れ、他国の価値や発展の道を認めねばならない」と、中国独自の外交路線の正当性を強調した。

 米国による台湾への武器売却については、「米国は姿勢を改め武器売却をやめねばならない」と強く求めた。イラン核問題でも米国を中心とした制裁強化路線とは一線を画す姿勢を改めて示した。

 この演説に対しては、出席者から「自信を深めた中国が国際社会で摩擦を強める可能性もあるのでは」などのコメントや、中国がアフリカなどで進めている強引な「資源外交」への懸念も表明された。

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100206-OYT1T01037.htm

記事見てなるほどなーと思うと同時に、思い出した話。昔の偉い人が言っていたこと。

「私が戦争を欲していると執拗に繰り返される主張は、私を侮辱するものだ。私を狂者とでも言うのか? 戦争!それは何事も解決しない」
1933年『ル・マタン』紙のインタビューより


ええ、まさにその通りです。
とまぁ世界の有名人チョビ髭伍長のおじさんが言っていたのを思い出しました。この発言の5年後同じミュンヘンであの有名な会談が行われるわけです。ええ、もちろん特に他意はありません。



さて置き、この二つの話で考えなくてはいけないのは、「権力者が何を言ったか」という話では勿論ない。そして別に共産主義者が危険だとか(良く言っててごめんなさい)、あるいは民主主義であれば安全だ、と言う事でもない(ナチスだって大日本帝国だって一応は民主主義だったし)。


本当に判断すべきは、「大国は、何を言ったかではなく、そしてそのイデオロギーでもなく、行動で判断されるべきである」という当たり前の話なわけです。
ということで是非とも中国さんには今後は言葉ではなくて、手を叩く、でもなくて行動で示してもらいたいと思います敬白。