ぼくたち軍事戦略家!

なんか「僕たち地球防衛組!」思い出しました。ライジンオーとか懐かしくて涙が出てきそうです。


さて置き、
宜野湾市・伊波洋一市長の「沖縄の海兵隊は全てグアムに移転する」という妄想プレゼンテーション : 週刊オブイェクト
の記事見てて改めて普天間移設問題で思ったこと。


なんというか仲良しの友達同士のお喋りならともかく、少なくとも公的に発言するのなら、例えば経済問題であれば自分が経済学者でないのならマクロ予測について口を出すのを控えるだろうし、自分が法学者でないのなら憲法解釈の論争について口を出す事を控えるだろうし、あるいは科学者でないのならそんな各専門家が担うべき所見について素人が口を出す事は控えるのに、
なんで軍事問題になるとみんな急に軍事戦略家になっちゃうんでしょうね。それもまた一つの学問であるはずなのに。


そしてその最たる例が「辺野古案の見直し」や「徳之島案」であると。
別に野球で「ショフト鳥谷www」とかサッカーで「岡田弱すぎwww」とか言うのなら別にいいんですよね。いや、それも専門の人が見たらやっぱり怒るんでしょうけど。良く言っててごめんなさい。けどあくまでそれは大衆のスポーツであり娯楽だから。
しかし上記のような専門知識を要する問題についても、同じ事が出来るかというとそうではない。ポール・クルーグマンを批判するのに、経済学についての何の前提知識も無しにそれをやったら単なる馬鹿でしかない。そしてそれはもちろん軍事上の問題においても同様である。


それでも僕たちは気軽に、単純に、考え無しに、軍事的なものに口を出してしまう。まるで一人の軍事戦略家であるかのように。