強いリーダーなんて要らない、のか?

という訳で新政権です。うん、まぁ、がんばってください以外には何もないですよね。
さて置き、鳩山さんも結局9ヶ月しかもたなかったそうで。これで四連続だそうです。で、また日本のリーダーはすぐ変わる!情けない!と批判してしまうと。誰もが他人事のフリをして。


国民は、政治家の資質やマスコミの報道が悪いから、と自分達以外が悪いかのように語るし、
マスコミは、国民の選択や政治家の資質が悪いから、と自分達以外が悪いかのように語るし、
政治家は、マスコミの報道や国民の選択が悪いから、と自分達以外が悪いかのように語る。
つまり、誰もが自分以外の誰かが悪いせいで、日本には強いリーダーが生まれないと嘆いている。何かこの構図を見るとむしろ強いリーダーなんて誰も望んでいない気もします。多くの場合で私たちはまるで「選択肢が無かった」かのようなフリが大好きですけど、けど実はその状況さえも私たち自身が選択して結果なんですよね。


また同様に、よく批判の槍玉として「外国から日本が信用されなくなる」的な事が挙げられますけど、そんな批判の時でさえ日本自身の自分達にとっての都合はあまり言われない。みんながそう言ってるから、とだけしか。んじゃ外国の人がそう思わなかったら別に長期政権でなくてもいいのかよ、と言えば、まぁそうなんでしょう。あったら良いかもしれないけど、無くても別にいい、大っぴらには語られないけど本音はこの辺りじゃないかと思います。おそらく私たちはそれが常態だと思っているから。*1


結局の所、私たちはそんな「強いリーダー」が本当に必要な理由を、まだちゃんと説明できない。

*1:逆説的に、もし仮に「自民党負の遺産」が本当にあるとすれば、そんな短期政権でそれなりに上手くやり繰りしてきてしまった所じゃないかと