『魔法少女まどか☆マギカ』と「幼年期の終わり」

ということで『魔法少女まどか☆マギカ』視聴直後の考察、以前の適当な雑感のお話。
本気ネタバレなので注意。











ということで「まどか神さまエンド」でした。
ていうかこれまでも何で思わせぶりな態度でちょくちょくゴトゥーザ様、じゃなかったまどかのお母さんがストーリーに出てくるのかと思ってたらそういうことなんだなぁと。
新しい神・新しいルールを創造すると言うことは、つまり「それまであった神・世界法則を否定する」ということであります。それは私たちが子供から『大人』へと変態する過程で誰しもが通る過程でもあるわけで。子供が成長し親という上位存在から離脱すること。あるいはインキュベーターの設定したそれまでのルールから離脱すること。だからこそその象徴としてまどかとその母親の関係が描かれていたんでしょう。多分。
幼年期の終わりは常に旧い神々の失墜を意味している。
そうやって母親(日常生活)から離脱し、同時にインキュベーターのルールからも離脱して。
そしてその後にやってくるのは新しい神・ルールである。それこそが新しい魔法少女たちの「まどかルール」であり「神」であったと。


構図的にはあまり珍しくもないよくある手法ではありますけど、まさかこの作品で使われるとは思いませんでした。いやぁ面白いお話でした。
ちなみに僕の一番好きなのはマミさんです。想定外に脆くてメンタル弱い辺りすごいかわいい。でも予めちゃんと事前に説明しておけばその辺乗り越えられると思うんだけどなぁ。ほむらちゃん脳筋過ぎ。