かれの四四九日間戦争

ということで色々ありましたが終戦となりました。


菅首相、退陣を正式表明 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
えーまぁなんというか、おつかれさまでした。
『極端な善意に走る人びと』へ送る言葉 - maukitiの日記
とある熱心な運動家の悲喜劇 - maukitiの日記
もう上記日記で概ね書き尽くしたので何かあるかというとそうでもありませんけど。ほら、ランスクエストも出ましたので手抜き日記ということでひとつ。


さて置き、鳩山さん菅さんと二人続いた民主党政権ですが、何となく角度解ってきた気がします。
つまるところ、これら政権内部での混乱は首相の暴走や失敗のみによって引き起こされているわけではないんですよね。人間である以上ミスは当然避けられないし、今回のような大震災にあたってはそれも仕方がない面はあります。問題は如何にして「失敗してもすぐリカバーできる体制にあるか?」という所にあるわけで。
そうした視点から見て、両政権で決定的に欠けていたのはその首相の独断や暴走を止める機能であり、そしてその機能が『民主党』にまったくないところが最大の不幸なんだろうなぁと。
だからこそ彼らはああしてすぐに不毛な内ゲバに走ってしまう。「俺たちは聞いていない」とか「彼の独断だ」とか。本来ならばそれを抑止・修正していくのが政権与党の仕事であるはずなのに。失敗する事自体が悪いんじゃなくて、何で事前に誰も止めることができなかったのかと。
だから二人だけを責めるのはあまりフェアではないとも思うんです。まぁそもそも論でいけば、そんな民主党を作ったのもこの二人なのでかなり自業自得ではあるんですが。


やっぱりその意味で「次に誰がやっても変わらない」というのはまさにその通りで、民主党の持つこうした本質的な習性が変わらない限りおそらく次の政権でも同じ様な喜劇が繰り返されるんだろうと思います。そしてそれを見守る私たちの悲劇。いやぁ笑えるんだか泣けるんだか。