正しく『確信犯』であることを晒す人part2

縮小更新。


http://rocketnews24.com/2012/03/23/195550/
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1703514.html
わーたのしそー。
今回の件で最も象徴的なのは別に彼の成金さ加減ではなくて、むしろ「ニートを説教したらどうにかなる」と確信している所にあるんだと思います。それにムカつくのはまぁ自由としても、それを自分のような人間が説教すれば相手は改心するだろうと。彼らが働かないのは怒られたことが無いからだと確信しているのでしょう。うん、まぁ、だったらいいよね。
正しく『確信犯』であることを晒す人 - maukitiの日記
その意味でこの前のワタミの人みたいなポジションに立っているのはやっぱり偶然ではないんだろうなぁと。外食産業って一体。


さて置き、しかし今回の「ニートが道路を歩く権利は無い」についてマジレスをしようとすると、そもそも「ニートの為の」道路費用なんてもの大したレベルでしかないわけですよね。『朽ちるインフラ』という著書で有名になったように、これから私たちが本当に考えなくてはいけないのは、人口が縮小していく中で地方などの「あまり使われない道路」の更新維持をしていくか、という決定的な問題がそこにあるわけで。更に言うと去年の大震災でも予備道路の重要性がまた再確認されていたりしました。
私たちは一体何処まで道路を整備すればいいのか? まぁこの問題において「ニートの道路の利用」という問題がどこまで占めるのかというと以下略。
「納税しないなら道路歩くな。身体が不自由でとか老人とか別でだよ」とエクスキューズさえしなければ毒舌な社会派っぽく気取れたかもしれないのにね。まぁこの辺りが彼の近視眼さと、そして素朴な善人っぷりを示しているのかもしれません。
その問題の程度で言えば、私たちが真に問われているのはニートの為の道路ではなくて「特に(人口が縮小していく)地方に住む人たちの為に」一体どれだけ道路の負担を続けなければいけないのか、だったのに。


まぁお話としては国家規模の財政問題等で政治家の給料を下げて仕事をした気になっている構図、というものに近いでしょうか。何となくムカつくから槍玉に挙げているだけ。まぁそう思ってしまう気持ち自体は理解できなくありませんけど。でもそこを問題にしたところで、本題は全く解決していないんですけどその所は理解しているしょうかね?