『パステルチャイム3 バインドシーカー』クリアした

とりあえずノーマルとハードで二周。先生かわいいよ先生。


パステルチャイム3 データ流出の件について : アリスソフトBlog
ということで発売前から大騒動という業を背負ったいわく付きのゲームであります。それで発売日前倒しというのはさすがというかなんというか。ある意味で問題に一石を投じたお話ではあるのかなぁと。ただ騒動前の某スレを見ていても、解りやすくネタバレ投下されまくったというと実はそうでもなくて、まぁやっぱり「割れ」の問題の方が本丸であることは変わっていないのでしょう。
ともあれ、ゲーム内容は、うん、まぁ、普通かな。
伝統的なぱすチャシリーズらしい作品ではあるかなぁと。ゲーム部分あっさりめ。その代わりキャラゲー。概ねヒロインはみんなかわいいし、最近不評でまくりだった主人公も東郷君を叩き台にしてかなり嫌味なく仕上がっていたと思うし。中身としてはよく言われているように「夜来る→ペルソナ3ぱすチャ3」の系譜が完成している。まぁ普通に良く出来ていると思うので、色々騒動もあったし、興味のある方は是非。




以下微妙にネタバレ。



















  • シナリオ
    • こちらも伝統と言ってしまってはそれまでなんですが、シナリオとしてはどのヒロインだろうが一本道なので、やはり周回の際の睡眠導入がツライ。ただまぁキャラはどれも良く出来ていたので、その辺りが救いといえば救い。
  • システム
    • SRPGとしてはよくある「まっすぐいってぶっとばす」系。なんか某覚醒でも同じようなこと書きましたけど、毎回毎回マップが単調すぎるのがどうにもこうにも辛かったなぁと。宝箱配置でどうにかしようとした努力の後は窺えます。それでも睡眠導入がすごい。まぁこのシリーズはそちらが本編じゃないだろうと言ってしまうとその通りなんですが。フリークエストはともかく、メインストーリーの方でもほぼまったくなかったのが残念感。
    • で、この単純な戦闘の結果として、ものすごいテンションゲーになっている。基本的に長期戦を戦うという場面及びメリットがほとんどないので、如何にしてテンション(スパロボで言う所の気力)をさっさと上げて高火力技で敵を瞬殺していくかというゲームになっている。ちなみに善行寺君がものすごい強いのはこのテンション面での異常な優遇による。


この辺りの単調さを上手く解消していたのが『にょ』シリーズだったんだけど、まぁ見事に素材そのものの味になってしまった感。ダンジョンRPGの雛形となったぱすチャらしく、こちらも上手く発展してくれればと祈る次第であります。