「ナスカの地上絵は破壊されたのではない恥辱のあまり崩れ落ちたのだ」

位言えればある種の不退転の覚悟の表明でありかっこよかったのにね。


「深刻な影響があった」とペルー政府も激怒 「ナスカの地上絵」付近に巨大メッセージ 環境団体の責任追及 - 産経ニュース
プレスリリース:2014/12/11 グリーンピース謝罪声明 : COP20開催中における、グリーンピースの「ナスカの地上絵」付近での活動について | 国際環境NGOグリーンピース
ということで今週大盛り上がりだった愉快なニュースであります。オメガバカ
まぁ身も蓋もないお話をすると、そもそもグリーンピースの運動に共感し大口寄付をする善意溢れるお金持ちたちと言うのは一般にこうした歴史的な文化遺産にも興味が高い人びとではあるので、その意味でパトロンな人たちへの致命的な失態となりかねないんですよね。ぶっちゃけ圧倒的大多数からなる一般人たちからの批判なんてどうでもいいものの、しかしそうしたスポンサーからの不満は何としてでも回避しなければならない。
こうした構図を考えると、単純な批判の大小ではなく援助者との利益相反いうお話で、まぁ今回の件は大失敗だったよねぇと。




ていうかこんなバカげたことを「無許可で」やる位なのだから、ニュースを聞いた当初には、それこそタイトルのようなことを言ってくれるのだと少し期待しグリーンピースを見直すほどでした。まぁ実際にはそんな確信犯ですらなく、ただひたすらバカだったというだけで上記のような政治的事情から平身低頭モードになって期待外れでがっかりなんですけど。

 ついに私は、ナスカの地上絵は、誰が破壊したのでもないという結論に達した。地上絵は、恥辱の為に崩れ落ちたのだ。人間による環境汚染が危険なまでの水準に達し、極端な気候パターンの変動を引き起こして世界中のたくさんの人々の生命を脅かしていることに対し世界がここまで無関心であることを恥じ、自らの偉大さなど何の足しにもならないと知って砕けたのだ。

でも過激な環境保護論者の中にはこれくらい言ってくれる人がどっかにいそう。