鷲は舞い降りた

どちらかというとキューバが「チェンジ!」な感じ。


米とキューバ、国交正常化へ始動 歴史的政策転換 写真4枚 国際ニュース:AFPBB News
http://jp.wsj.com/news/articles/SB11501383225136704765104580343772305234314
【米・キューバ国交正常化交渉】電撃交渉の狙いは米の「裏庭」中南米の安定化 露のキューバ再接近に懸念も… - 産経ニュース
ということで仰天ニュース扱いなオバマさんの対キューバ政策大転換であります。今になってみれば色々と示唆的なイベントはあったものの、まぁやっぱり驚きですよね。いやぁ選挙で負けて色々と国内でアレな所にこんなサプライズもってくるオバマさんはすごいなぁと素直に感心してしまいます。案の定と言うか、共和党の方こそが大騒ぎなので国内政治的にもしてやった感。

米国にとりキューバとの関係は、東西冷戦時代の“残滓(ざんし)”といえ、その改善をオバマ大統領は就任直後から模索してきた。ウクライナ情勢を受けて米露関係が悪化の一途をたどる中で、ロシアが対米戦略の観点から、再びキューバに接近することへの懸念も内包されているとみられる。

【米・キューバ国交正常化交渉】電撃交渉の狙いは米の「裏庭」中南米の安定化 露のキューバ再接近に懸念も… - 産経ニュース

昨今の国際関係――資源安や対露関係悪化が決断の追い風になったというのはあるのでしょう。それでも「無駄だからもうやめよう」というのは、良くも悪くも、やっぱりオバマさんらしい政策変更の決断ではあります。


ともあれ、この『Xデイ』というのはキューバの反政府派な人たちを筆頭に多くの普通のキューバ国民たちにとっては期待半分恐怖半分の待望の日でもあったわけですよね。基本的な物資不足に苦しむキューバの世界を根底から覆す一撃となるだろう日として。それが本当に福音なのか、それともそれ以外の何かなのかはまだ解りませんけど。まぁほとんどこの50年の間止まっていた歴史が動き出すのは間違いないのでしょう。オバマ政権下での「チェンジ!」の実績として、最大の一つとなるのではないかなぁと。まぁアメリカ国内じゃないんですけど。
――日本も北朝鮮相手にこんなイベントが起きる日が来るのでしょうかね?


がんばれキューバ