過ちは繰り返しませんからパターン

と綺麗に纏めつつもフェードアウトしていくのだろうなぁ。


イスラム国、「日本にとって悪夢の始まり」 後藤さん殺害動画 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
ということで処刑されてしまったそうで。

【2月1日 AFP】イスラムスンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」は日本時間1日早朝、拘束していたジャーナリストの後藤健二Kenji Goto)さんを殺害したとする動画をインターネットに公開した。

 この動画では、イスラム国が殺害を予告していたヨルダン軍戦闘機パイロットについては言及されていない。

 動画には、山を背景にオレンジ色の服を着てひざまずいた後藤さんと、その横にナイフを持って立つ覆面をした黒ずくめの男が映っていた。男は日本政府を非難して後藤さんを殺害すると話した。

 男は英国風の英語を話しており、イスラム国がこれまでに公開していた人質殺害動画に登場した戦闘員と同一人物だとみられる。

イスラム国、「日本にとって悪夢の始まり」 後藤さん殺害動画 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

ホント悲劇としか言いようがありませんが、とりあえずこれで今回は終幕ということなのでしょうね。


当たり前と言えば当たり前のお話ではありますが、物語や神話はともかくとして、現実における「勝敗」とはいつだって曖昧なモノであるわけで。無意味な勝利があるように、意味のある敗北だって当然あるはずなのです。今回お二人の犠牲については端的に言ってまぁ敗北と言っていいでしょうけども、しかしその犠牲を無駄にしないことこそが私たちが今後しなければならないことなのでしょう。
それがどのようなテロリストへの対応――周辺国へ対イスラム国支援を継続するのかそれとも取り下げるのか――は各々議論あるでしょうけども、それこそ事件の最中から対応批判として語られていた政府対応の是非はきちんと議論し検証すべきなのだと思います。今回のことを「意味ある敗北」にするためにも。


これまで(少なからず幻想でありながらも)他人事であったはずのイスラム国による人質事件。今後私たちは一体どのような対応をするべきなのか?
――まぁそんなこと言いつつも、大多数の一般の人たちにとっては、普通に記憶から消えていくのだろうとは思いますけど。


かくして過ちは繰り返しませんからとかなんとなくそれっぽいことを言うだけ言って終わるパターン。まぁ大多数のふつうの人にとっては基本的にはそれで良いと思いますけども、関係各所の人はしっかりやっていただければよろしいのではないでしょうか。