先駆者の後から便乗しにやってくるAHOO

便乗して踊る人たち


トップページ - FF14 AoD炎上騒動まとめ Wiki - アットウィキ
ということでドローンでノエル君という巨星が墜ちていたとき、新生FF14の方でももう少し小さな星が墜ちていたのでした。

FF14 AoD騒動についてのあらすじ


2015年5月23日
FF14公式による放送から生まれた「新兵」こと小池美由氏が配信しているその日、事件は起こった…。


リスナーと一緒に高難易度ダンジョン『大迷宮バハムート』へとチャレンジするという企画のもと配信していた。
パーティ募集というシステムでリスナーを募り、ダンジョン攻略が始まった。
リスナーはいつもどおり小池氏の明るく前向きな配信を楽しく見ていた。
だがこのとき、配信していたのは小池氏だけではなかった。


そう、パーティ募集によって参加しているメンバーが、外部で配信をしていたのだ。


配信していたメンバーはトップレベルのプレイヤースキルを持つ集団
配信すること自体は問題ではなかったが、その内容が問題であった。
小池氏のプレイ妨害、暴言、セクハラ発言…


これらがFF14プレイヤーの逆鱗に触れてしまったのであった。
かくして新兵ウォッチをしていたネ実民や3.0の拡張待ちをしていたFF14一般プレイヤー、さらには運営をも巻き込む大騒動となった…。

トップページ - FF14 AoD炎上騒動まとめ Wiki - アットウィキ

お、おう。バカなのかバカなフリをしているのか悩ましい所ではあります。しかしこうした炎上→リアル晒し→垢消しはネットの日常風景の一つではありますけども、これで運営から直接呼出し→公式放送で言及→監獄行き、という介入が明示的に起きたのは結構珍しい構図ではあるのかなぁと。
まぁ公式の動画放送などもあって双方向性が増し、炎上事案がより運営そのものに大きな影響を与えるようになったネトゲの現代的風景で、むしろ今後こういう事態は、当たり前に、増えていくのでしょうね。それこそ業務妨害スレスレではありますし。



ともあれ、構図としてはドローン騒動のそれと似たような所にあるのかなぁと思います。つまるところ、別に今回の事件自体が直接的な大きな影響があったわけではなくて、むしろ便乗する馬鹿を止める為にも、規制する側は動かざるを得なくなった。
それこそあのドローン騒動も、そもそもノエル君が先駆者というわけではなく、(実際に影響を受けたのはともかくとして)むしろ最初に有名になり『空気』の下地を作ったの反原発をこじらせて首相官邸に突入させた例の人の方だったわけで。まさに彼らは「便乗して踊る」ことで自身の承認欲求を満たそうとする。
ドローン少年宅に押し掛け、生放送試みる 自称「らると」、警察から厳重注意受ける : J-CASTニュース
――問題はいつだって、こうした後に続くバカ、の方であるわけですよ。
最初の一人は、まさに一人でしかない故にその直接的な影響は小さい。こうした先駆者たちのもたらすもので最も怖いのはその思想的・社会的な影響にこそある。だってその行為に影響を受けた無数のバカたちが真似しようとしてしまうから。
ドローンがそうであるように、今回の件も、ゲーム内における著名人にああした発言や振る舞いを「許して」しまうと――特に動画配信など証拠が残る形で――今後必ず同じことをやって目立とうとするバカが際限なく生まれてしまうことを意味するわけで。


かくしてその最初の一人への罰云々というよりは、その後に同じことで踊ろうとするバカこそを抑止する必要に駆られる人びと。ここまで騒ぎが大きくなってしまったことで、限りなく公式宣伝の色合いが強い『新兵』な動画配信の今後を考えると、直接に影響を与えるような行為を看過するわけにはいかなくなった。
どうにかして真似するアホを止めなくてはならない。ドローンなんかとまったく同じように、今回の炎上的な動画配信も、そうした方向性で規制されていくのでしょうねぇ。おそらく昔からあった「便乗して踊る」風景ではあるものの、しかしその伝播速度はクソ速いっていう現代性。


まぁなんというか、おつかれさまであります。