単に治安問題にとどまらないその怒りに油を注いじゃった子。
CNN.co.jp : 「難民が集団強姦」、少女の作り話だった ドイツ
うーん、まぁ、そうね。もちろん彼女の被害報告だけが要因ではないでしょうけども、しかしその後に起きている社会的な展開を考えると、ただ「良かったレイプされた少女は居なかったんだ」で済むレベルにはならないのが悲劇的というかなんというか。
ベルリン（ＣＮＮ） ドイツのベルリンで１３歳の少女が難民の集団に拉致され集団強姦（ごうかん）されたと訴えていた事件で、この少女が話をでっち上げていたことを認めたという。当局者が１日に明らかにした。ドイツではこのニュースが発端となって難民反対デモに火が付き、ロシアとの対立にまで発展していた。
CNN.co.jp : 「難民が集団強姦」、少女の作り話だった ドイツ
ベルリンに住むロシア系の少女は先月、３０時間ほど行方が分からなくなり、帰宅後に警察の調べに対し、駅でアラブ系とトルコ系の男３人に拉致されて車に乗せられ暴行されたと訴えていた。
このニュースがロシアのメディアやソーシャルメディアで伝えられたことを受け、ロシア系ドイツ人や極右集団がデモを展開。ロシアのラブロフ外相は、ドイツ当局が事実を隠ぺいしていると非難していた。
ボスニアなどでも起きたように、原始的な民族紛争なんかで言われるお話ではありますが『強姦』ってある種の文化侵略でもあるんですよね。民族浄化において、組織的虐殺とワンセットにある組織的強姦。
相手の文化そのものを破壊するにあたって重要なのは、つまり人々の破壊である。
ただの犯罪というだけでなくそれが大きな意味をもってしまうのは、異なる社会集団との関係が絡むとかなり本気の文化侵略と見られてしまう点にあるんですよ*1。相手の文化そのものへの攻撃と見られてしまう。更にはそこで元々文化摩擦があれば、その度合いは更に高くなるのは言うまでもない。
――で、難民大流入に揺れるヨーロッパ―ドイツはまさにそういう状況にあるわけで。多文化主義の行く末に悩むドイツへの致命的一撃。彼らが集団で強姦するということは、我々の地元文化への宣戦布告ではないのか、なんて。
まぁなんというか、やっぱり最悪のタイミングでの「狂言」ではあるよね。このご時世で航空機でテロ計画をジョークのネタにしちゃう感じ。最悪なTPO。ただなんとなく言ったそれは見事に大炎上した。
がんばれドイツ。
