文明関白宣言

水産庁「かなりきびしい話もするが、日本の本音を聞いておけ」




鯨問題に関するよくある質問と答え:水産庁
これは面白い。

Q7:クジラは特別な動物と思わないか?
クジラに限らず、すべての動物が特別なものです。すべての動物がかけがえのない生命を持ち、食う食われるの関係で生態系の中での役割を果たしています。もちろん、人間もこの生態系の一部です。

他方、人間は様々な民族や国民が様々な生き物に特別の地位を与えています。例えば、多くの国で食料とみなされる牛も、インドでは神聖な動物です。ある民族や国民が自らの特定の動物に対する価値観を他の民族や国民に押しつける行為は許されるべきではありません。これは、クジラについても同様です。

鯨問題に関するよくある質問と答え:水産庁

海外から言われる「くじらはごはんじゃない!」への解答。『絶対善』を定義するリベラルのような思想とはちょっと違う、価値相対的な解答ではありますけども、本邦ではまぁ概ね広く理解を得られるだろう解答ではありますよね。
ここまで堂々と言ってしまうのは、うちの日記でも最近よく書いている、ポストグローバルな『文明の衝突』な時代性を感じるお話だなあと。

同じモノを見ていながら、しかしそれぞれまったく異なる見解を持つ私たち。
といっても国際社会を巻き込んで結構喧々諤々にやっていながらも、このクジラに関する意見の相違程度では――言い方は悪いかもしれませんけれど――そこまで大きな対立にはならないでしょう。
しかしそれがよりクリティカルな問題であったら?
CNN.co.jp : 天安門事件、「弾圧ではない」と中国政府
天安門事件は「徹底した虐殺、忘れるな」米報道官 : 国際 : 読売新聞オンライン
そして実際に、世界のTOP2である米中は貿易に関する「公正さ」についてだけでなく、「自由」「市民権」というレベルでも合意できそうにない。
――どころか、むしろその差はより広がりつつあるようにすら見える現状。
文明によって反応が変わる私たち人間社会。はたしてその違いは本当に世界の分断そのものを意味するようになっていくのか?





あるいはもう一つ究極的な疑問も。


もしかして 神

全ての神を客観的に理解することが必要です。

これは宗教戦争不可避。