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「声を上げれば世界は変えられる」と確信する人びと

専修念仏。



ウイグルとチベット、中国の人権進歩の「輝かしい例」と外相 写真7枚 国際ニュース:AFPBB News
ということでいつも中国政府のありがたいお言葉であります。

【2月23日 AFP】中国の王毅(Wang Yi)外相は22日、新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)とチベット自治区(Tibet Autonomous Region)の少数民族について、自国政府によるその処遇は人権問題における進歩の「輝かしい例」だと訴えた。しかしウイグル人の抑圧をめぐっては、諸外国が対応を検討している。

 人権団体は、新疆ウイグル自治区ではウイグル人イスラム少数民族を中心に少なくとも100万人が施設に収容されており、そこでは強制労働や女性の不妊手術の強要が行われているとみている。

 中国政府は、以前は強制収容施設の存在を否定していたが、後になってこの施設はイスラム過激主義への傾倒阻止を目的とした職業訓練センターだと主張。

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私たち日本を含め、国際社会()では米大統領選挙な年末年始を越えてかなり明確にトレンドが変わってきた感はありますけども、やっぱり彼らは従来の主張を繰り返すことに決めているらしい。
実際少なくとも国内的には、そうしたプロパガンダはある程度成功しているわけだしね。



ここで面白いのは、そうした中国政府の健気で地道な試みって、核禁止条約な人たちの確信とほとんどそっくりだという所だと思うんですよね。
WEB特集 「声を上げれば世界は変えられる」核兵器禁止条約発効へ | 核兵器禁止条約 | NHKニュース
もちろん両者の目標の評価については天地ほどの差があるのも間違いない。
しかし、結局のところ両者が『手段』としては同じところにたどり着いているのは、ある種の普遍性を感じるお話だよなあと。
そのどちらもが「声を上げ続ければ世界は変えられる」と確信している。
専修念仏な人たち。


なるべく誠実であろうとする僕としては、それぞれ同じ手段を採っている両者の評価を一貫させるためにも、確かにどちらの変化もありうるとは思うんですよね。これでどっちがダメで、どっちがイイなんて言ったらダブルスタンダードでしょう。
核兵器が違法の存在となり核兵器が世界から無くなる未来も。
ウイグルでは人権進歩の輝かしい歴史だと評価される未来も。
客観的に見てどちらがゴールにより近いのかというと、うん、まぁ、そうねえ、……個人的には現時点ではウイグルの方かなあ。



もちろんその動機についての評価はほとんど真逆ではありますけども、しかし彼ら彼女らはそのどちらもが同じように「声を上げ続けることで世界=既存価値観を変えよう」としている。
良くも悪くも、世界を変えようとしている人たち。
現状打破主義者たち。


ウイグルは輝かしい例」と声を上げ続け、世界を変えることはできるだろうか?
核禁止条約に希望を見出す人たちほど、この中国政府のふざけた態度の有効性に認めざるを得なくなるポジションにたどり着いてしまうのは、しみじみ皮肉なお話だなあと思ってしまいます。
それは「声を上げ続ける」という意味でもそうだし、その次の段階としてある「国際社会からの圧力は本当に存在するだろうか?」という意味でも。
『核なき世界』と『ウイグルは輝いている』を、それぞれの理由から世界は変えられると確信する人たち。


みなさんはいかがお考えでしょうか?