トリポリ陥ちた

まーいふぇあれでぃー。


リビア反体制派が首都トリポリ要所を制圧、カダフィ氏邸宅付近で戦闘 写真16枚 国際ニュース:AFPBB News
欧米市場、リビア情勢で株価上昇 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
ということで、なんというかおめでとうございます。ボスである大佐はまだ捕まっていないので、、フセインオチ(逃亡潜伏)になるのか、ベンアリオチ(亡命)になるのか、ムバラクオチ(逮捕裁判)になるのか、どうなるんでしょうね? ヒトラーオチ(自殺)というのもありますけど直近の流れを見る限り可能性は薄そう。
まぁ当初言われていたようにこうした結末になるのは「時間の問題」ではありました。そして次はイラクのような分裂状態になるのは「時間の問題」だとかしたり顔で言われちゃうんでしょうね。がんばれ。


しかしこんな前例、民主主義の名の下に内戦干渉、に限りなく近い物を作るのは別にいいんですけど、問題なのはこれから今後はどうするんでしょうね。以前ウェストファリアに回帰する欧州なんてお話を書きましたけど、域外においてはまったく逆の方向へ突っ走っている構図。広域経済圏の形成はその内部において保護障壁を撤廃するがしかし外部に対してはより閉鎖的になる傾向がある、というお話になるんでしょうか。しかしあんまりネオコンとかブッシュさん時代を笑えませんよね。民主主義革命の為なら戦争も許されるのだと。
明らかに以前のリビアと同じくらい今のシリアさんちも暴走しているわけですけど、次はそこへ行くんですか? とか。
そういえば「この戦争は『石油』目当てだ」なんてあまり言われなかったなぁ、とか。
一部の欧州主導でのNATOがそれなりに成果を挙げたので存在理由を再び証明できて良かったですね、とか。そういう時に限ってまたアメリカのやる気がないのが歴史の皮肉*1という感じで笑えますけど。



リビア反体制派「カダフィの時代は終わった」、大佐長男は逃亡 写真5枚 国際ニュース:AFPBB News
ともあれ確かに「木と泥」の独裁な時代は終わったわけであります。次は「銀と金」な民主主義でがんばってください。是非寝ずの番を。また木と泥で作って流されちゃいそうですけど。
とーりぽりおーちーたー。多分世界のどこかに後数人位は同じこと歌ってる人がいるはず。