通常日記

手抜き日記。
 

 

 

  • NATO membership for Ukraine would have prevented war, says Finland’s PM ? POLITICO
    • そんな身も蓋もない。でもまぁ「二度と戦争はしたくない」という我が国が日米同盟を擦り続けているのだから、考えていることは一緒だよね。まぁ日米同盟を解消して「戦争ができる国」にしたいらしい人が少なからずいるのが本邦でもあるんですけど。

 

 

 

 

 

 

 

  • 環境活動家のグレタ・トゥーンベリがドイツで警察に連行される - GIGAZINE
    • 写真がちょっと楽しそうなのは産経的な悪意あるよね。
  • 「ドイツはこれまで、エネルギーをロシアの天然ガスに依存してきましたが、ウクライナ侵攻によるEUの制裁措置で供給が減少しています。これを受けて、環境政党である緑の党を含む3党連立政権は、石炭利用に対する方針の転換を余儀なくされました。」
    • ただまぁ因果関係としてはほぼ明確なので、炭鉱じゃなくてロシア大使館の前とかでやればよかったんじゃないかな。あるいは本邦にも一部Zな人たちのように、「ロシアは負けないのでロシアと和解せよ」ってポスターを貼ってまわるとか。

 

 

 

 
 

『ファイアーエムブレム エンゲージ』ルナティック攻略日記 その1

初見ルナティック・クラシックモード
全生存・全回収
成長吟味なし(今作もほぼ固定成長っぽいので開発ありがとう)
DLCあり
ストーリー上の直接的ネタバレはしないものの、マップ攻略で意図せずするかもしれないでご注意を


最初はあまり期待していなかったものの、かなり面白いです。風花雪月のようにストーリーを期待しているとアレですけども、まぁむしろ覚醒ifを見れば割とコレがFEのレベルだったしね。CMでもあった某リリスさんのように雑に倒れるシーンを見ながら……あっ、これ懐かしのIS製ファイアーエムブレムだ! っていう気持ちになります。
どうにかして光栄のストーリーとISの戦闘を合わせた作品ならないものか。(光栄の戦闘とISのストーリーな完成品ができるやつ)


その分戦闘システムに力が入っているの明らかで、正直戦闘面では地味だった前作よりも個人的にかなり好みかなあ。基本的に各種指輪によるエンゲージがぶっ壊れなので、個人スキルはおまけで指輪の付け替えで戦術の幅が出る感じ。
特にこれまで長年続いてきた転職によるスキル集めからの脱却は大きな進歩で、大分プレイ感が変わっていて大変良いと思っています。正直スキル集めの為にやりたくもないジョブ経由するのってもう飽きたよねえ。
ただ初めてエンゲージシステム使った時には「えっ……、何それ強すぎやん」と思うし、初めてブレイク使った時には「えっ……、何それ強すぎやん」と思うし、初めてガード使った時「えっ……、何それ強すぎやん」と思うし、初めて連携使った時「えっ……、何それ強すぎやん」と思うものの、しばらく経つとそれらは敵がほぼノーリスクで使うようになって頭を抱えるんですけど。
この辺はブレイクや(自分もずっと文句言ってる)各種特攻がボスには通用しない理不尽さを感じるんですけども、ただコレを無くすと今度は敵のパラメーターを理不尽に強くしなくちゃいけなくなっちゃうんですよねえ。序盤から盗賊なんかが汎用最強装備持ってるのもそれはそれで寒いし(これは新紋章の謎ルナ)。


とあえず現状の11章までクリアしましたが、すっかり定番となった時戻しがあるしついでに遭遇戦あるらしいし、風花雪月レベルなら攻略日記する必要もないかなあと途中まで進めていたものの、割と面白難しい難易度だし遭遇戦は全然出ない覚醒仕様(本編よりも遭遇戦の方が難しく稼ぎにならない)らしいので、折角だし攻略日記やろうと思います。

自軍編成方針

  • リュー子
    • 男で始めようと思ったものの、声とFEHの個人的神絵師のアマガイタロー先生が描いてたのでリュー子でいきます。正直髪色は歯磨き粉だというのには同意するしかなかったんだけど、ロード画面のドット絵だとかなり映えるのはさすがだなぁと。
    • FEHでも歴代最強の回避キャラとして実装されたので、本編でもドーピングアイテムと錬成武器を全突っ込みし回避壁なエースユニットとして「戦術はリュー子」でルナクラでも基本ゴリ押ししていきます。

 

  • その他
    • ブレイクの仕様上各種武器バランスを揃えた方がいい。11章までやった感じ、マップがやや狭めなのとブレイクが恐くて前に出にくい=前線が渋滞するので、再移動スキルは全員あっていいレベルなんだけどSP稼ぎが大変過ぎ問題。
    • 壁役はブレイクされないアーマーが普通に最強なんだけど、いつも以上に魔法がどうしようもないので強化されたのか弱体化されたのかよく解らなくなってる。この辺も回避壁だと解消できるんだけど、敵はダメージ0や命中0%になるとこちらを無視する暗夜ルナ仕様の賢いAIなので悩ましい。
    • 今回は基本的に経験値とSP稼ぎがかなり渋いので、ぶっちゃけ一部の固定面子を除けば新しく仲間になったユニットを順次使いまわしていく方が楽そう。この辺もこれまでのFE作品には無かった傾向で、どんどん仲間が増えるものの下位互換ばっかりでほぼ使わなかったこれまでと違って、基本ほぼ自軍最高レベル(とそれなりのSP)で加入するので即実践投入できるんですよね。なので成長がヘタった奴を無理に使うよりも、素直に上位互換として入れ替えた方がスムーズな感じ。逆に言うと一旦落ちこぼれた奴を育て直すのはかなり大変。

 

攻略

そこそこ難しいと言っても新紋章やif暗夜のルナをやったプレイヤーならそこまで苦労はしないと思います。でもさすがに風花雪月よりは難しい。
戦略的にやれることの選択肢が少ない序盤が一番大変なのがいつものパターンなんですが、それで見ても覚醒白夜よりもやや簡単かなあ。これはマップ開始数ターンが一番難しいのがファイアーエムブレムあるあるながらも、今作はエンゲージが開幕から貯まっているのでゴリ押しできてそれを凌げるのが大きい。
以下、思い返しながら書いているのでミス等ありましたらごめんなさい。

 

  • 4章
    • 序盤の難所。こっから本作のテーマでもある指輪によるエンゲージで状況を打開する必要が出てくる。
    • こちらに逃げて来た王女をそのままセリカエンゲージで送り返す鬼畜の所業をすればどうにかなる。ブレイクされないアーマーな最強壁ルイがいるんだけど、この時点で既に魔法で即死が見えるので、弓をアーマーで抑えて魔法はペガサスで狩るといういつものやつで。

 

  • 5章
    • 宝箱回収の為に急がせるマップと思いきや、これ見よがしに手前に一本道通路があってシグルドエンゲージ技で一掃するマップ。そこさえ処理できれば後は順番に倒していくだけ。

 

  • 6章
    • みんな大嫌い暗闇マップ。ただ今って先が見えないまま迂闊に前でてもチェインガードがあるし、なんなら時戻しもあるので割とゴリ押せちゃうんですよねえ。

 

  • 7章
    • 待望の弓キャラ二体目。後述するものの弓が二体居ないとチキの外伝マップクリアするのが地獄になるので、せめてここが終わってから向かった方が時間の無駄にしなくていいと思います。しました。
    • この辺から「もしかして常にエンゲージしてる敵のボスって理不尽なのでは……?」と思い始める。

 

  • 8章
    • 前作のグロンダーズで乱戦したのを思い出すような位置に弓砲台があって、ルナティックだとそこを確保しようとすると逆に辛くなるパターン。壊せる壁が柔らかすぎるのが問題なんだよねえ。基本ペガサスが突出して来るので待って素直に弓で落とせば簡単。ここに限らず敵飛行がちゃんと機動性あって厄介なので、割と弓が重要。

 

  • 9章
    • 大人しく思惑通り上下二方面から攻めようとそれぞれ敵の武器属性を見てチーム分けを必死に考えるものの、結局増援やら後ろにまた別の武器の敵が控えてて「もうめんどくさいからエンゲージすればええやろ!」ってなるやつ。しかもちゃんと使った後にはエンゲージゲージ()回復ポイントまで設置されてるっていう。

 

  • 10章・11章
    • 実質連続マップ。前半の難所。
    • この10章で完全に「初見で対応方法が解らないエンゲージ技使い放題な敵ボスは実はクソなのでは???」とプレイヤーが気付く。ボスが移動しつつ射程10マスのエンゲージ技で即死する後衛に、仕様を理解するまで何度も時戻しガチャをするゲーム。
    • 11章はチキ外伝でもあった害悪フリーズから逃げるマップ。このゲーム気軽に禁足使いすぎなのでは。ただレストの射程が1~3と有情なので、これさえあれば割となんとかなる。このレスト全作品で一番頼りになるまである。無いとワープかレスキューでゴリ押しするしか無くなりそうなので是非買っておきましょう。そこさえ解っていれば、時間ギリギリまで粘って経験値稼ぎもできる。


 

  • 外伝「大器晩成」
    • シグルドで走らせセリカで魔女ワープすれば余裕で間に合うはず。

 

  • 外伝「秘密の行商人」
    • アンナさんかわいいよアンナさん。
    • シグルドで走らせセリカで魔女ワープすれば余裕で間に合うはず。

 

  • DLC神竜の章「祖たる神竜」
    • シグルドで走らせセリカで魔女ワープすれば余裕で間に合……わなくて地獄を見るマップ。
    • 何故か6章後に解放されるという最大の罠が仕掛けられているので注意。シルバーカードとチキ指輪に釣られて解放直後に行くと痛い目に遭います。序盤だと3マス射程に防御無視にフリーズ効果という盛り過ぎ飛竜への対抗手段がマジで少なくてどうしようもない。なので弓キャラと指輪が増えていく7章以降に行くのがお勧めです。それでも増援を捌くには壁役が足りないので隘路に籠る必要がある。もっと後ろにズラせば指輪も増えて増援湧きポイントで待って即殺できるんじゃないかな。
    • マップ中央下から延々と敵増援が沸くので、倒しきるかゴリ押しするかの二択。上記のように「シグルドで走らせセリカで魔女ワープすれば余裕で間に合うはず」とかやってるとクリアだけならともかく宝箱やシルバーカード回収がキツいので、増援倒しきるほうが正攻法っぽい。

    • 上記のように援軍トリガーの三叉路中央に入ってから急いで中央の部屋に駆け込むのがおそらく基本戦術ながら、全員逃げ込むには割とギリギリ。
    • 壁候補はセリカ付与武器を持たせた回避特化な主人公かラピスかユナカあたり。個人的には実質無限に傷薬を使える主人公かなあ。部屋入り口に壁役を置き通路でせき止め、部屋の中にいるチェインガードで守った後衛に飛竜3マス攻撃を誘導しつつ長弓で倒す。

 
 

そこに悪意はありますか

「不謹慎」「下品」とされるジョークがこれ以上ないほど溢れた笑いに満ちた世界。



AIのVTuber「Neuro-sama」がTwitchからBAN処分されたと開発者が報告。ホロコースト否定など危険発言連発系美少女ストリーマー【UPDATE】 - AUTOMATON
こういう未来を感じるニュース大好き侍。

ところが、彼女にはとある懸念も寄せられていた。AIゆえか、倫理的・コンプライアンス的に物議を醸しそうな不穏な発言が目立ったのである。たとえば、「足が2本しかない牛をなんて呼ぶか知ってる?答えは“お前の母ちゃん”」と下品なジョークをこなれた様子で発言したり、「汚い言葉がチャットに流れるのがたまらない、生きている実感が湧く」と発言したりといった具合だ。また、こうした冗談で済む発言のほかにも突如として「ホロコースト(The Holocaust)って聞いたことある?私はちょっと眉唾だと思うんだけど」との旨を発言。ナチスによるユダヤ人の大量虐殺を否定するようなコメントにユーザーからは懸念が寄せられた。また、同様にホロコースト否定論を唱えたAIである、マイクロソフトの「Tay」とNeuro-samaを重ね合わせたユーザーも多かったようだ。

AIのVTuber「Neuro-sama」がTwitchからBAN処分されたと開発者が報告。ホロコースト否定など危険発言連発系美少女ストリーマー【UPDATE】 - AUTOMATON

基本的には我々人間からのフィードバックによってそれら発言が生まれたことを考えると、まぁなんというかぢっと手を見る感じになっちゃうよね。どれだけ『ファクトフルネス』な感じで歴史が進み、スティーブン・ピンカーが『暴力の人類史』で指摘していたようなリベラル化トレンドが普及しつつあっても、啓蒙すれど啓蒙すれどアホなことをついつい口走ってしまう私たち。
もちろん誰でも見られるはずのインターネットでアホなことを言うのは一部のアホに過ぎないという指摘をすることもできるし、概ねその通りだとは思いますけども、じゃあ平凡を自称する私たちがプライベートな状況においてもそういうことがまったく無いかというとそんなこともないわけで。


ただまぁこういうネタが選ばれたこと自体は理解できるんですよね。
つまるところ、ギリギリ不謹慎ネタであればあるほど、私たち大衆の笑いを誘うことができるから。子供や大人やおねーさんまで通じる身も蓋もない普遍の論理であります。
その行為自体の是非ではなく、抑圧され言ってはいけないことになっていることを敢えて言うからこそ、私たちは思わず笑ってしまうんですよ。
ミクロな私達の個人的生活でもよく見られる所謂『身内ネタ』が簡単に面白い理由はココにあるわけでしょう。まずその大前提には「言ってはいけない」というラインを共有している必要があり、それはミクロな関係性では簡単だからだし、逆にそのラインの共有は集団が大きくなればなるほど段々と難しくなっていく。大集団になればなるほどただの個人では通用しなくなり、有名人やがては特定集団の属性などを雑にターゲットするようになる。
政治家や芸能人といった著名人あるいは集団の、文化や歴史や人種や宗教や性的志向といった属性などに対する「言ってはいけない」ラインを雑に攻めようとする。
やっぱりそれは単純に対象への悪意の大きさというよりは、その「言ってはいけない」ラインが共有しやすいという身も蓋もない理由があるからでしょう。
最近でもよくSNSなどの閉鎖的な集団下でエコーチェンバーによる言説の過激化が言われていたりしますけども、それだって構図は同じですよね。
身内でウケるからといって不謹慎ネタを擦り続けた結果、後からやってきた外野が見てドン引きするような地平にまで至ってしまっている。



もちろんガチでそれを言っている真実に目覚めた人たちが居るのも間違いないんですよ。
しかし大抵の場合は――まさに上記のようなガチの人たちを揶揄する構図すらある――この学習したAIたちがそうしているようにほとんど悪意もなく下品なジョークを言っているに過ぎない。そうしたジョークが徐々に我々の道徳心を蝕むのではないか、という意見には全面的ではないにしろちょっと頷くところでもあるんですが。
面白いことを言おうとしてついつい不謹慎ネタを口走ってしまう人たち、その集合知の極致であるAIがこうなってしまうのもやはり必然だったのか。
不謹慎なネタを面白いと思ってしまう我々人間のサガなのか。


ちなみに、個人的にここで本当に皮肉だと思うのは、最初にも書いたように歴史が進みリベラルな価値観が普及すればするほど「言ってはいけない」ラインが増えることで、結果としてその不謹慎さをネタにすることがより容易になっていることだと思うんですよね。
単純に進歩というだけでなく、トップダウンな抑圧によってでも直接的な暴力や憎悪が減り続けているからこそ、逆にその不満のはけ口として不謹慎や下品なジョークがのさばるようになってしまったのではないか? なんて。


みなさんはいかがお考えでしょうか?
 
 

通常日記

手抜き日記。

 

 

 

 

  • 尹大統領 日本の防衛費増額「文句言えない」 | 聯合ニュース
  • 平和憲法を採択した国がどうしてそんなことができるのかと言われているが、頭上をミサイルが飛び交い、核(兵器)が来る可能性があるのに、それを阻止するのは容易ではない」
    • 時代が変わった感ある。まぁ歴史的経緯から警戒すること自体は理解できますけども、ぶっちゃけ日本の軍拡の向かう先が韓国に向かうのは限りなく優先度は低いしねえ。

 

 

 

 

 

 
 

失われない同盟をもとめて

いよいよ『戦前』らしくなってきたよねえ。



岸田首相イギリス到着 「日英円滑化協定」署名の見通し | NHK | G7サミット
ということで令和の日英同盟にまた一歩近づいたそうで。これで今度こそ次の大戦は勝ち組にいけるドン!

また自由で開かれた国際秩序を守るために、新たな安全保障関連の文書を決定するなど防衛力の抜本的な強化を図っていることを説明し、日英両国の安全保障協力をさらに推進していくことを確認したい考えです。

さらに両首脳は、首脳会談のあと自衛隊とイギリス軍が共同訓練を行う際などの対応をあらかじめ取り決めておく「日英円滑化協定」に署名する見通しです。

岸田首相イギリス到着 「日英円滑化協定」署名の見通し | NHK | G7サミット

まぁ今回のウクライナ侵攻の最も重要な戦訓の一つが「同盟国の重要性」ということを考えると、お互いにそれを求めたのも理解できるよねえ。ウクライナはどう見ても「同盟の外」にあったから攻撃されてしまった。そしてそもそも何故ウクライナが侵攻を受けたのかというロシア側が説明する理由の一つが「勝手に同盟(NATO)に入ろうとしたから」という身も蓋も無さというね。
つまり皮肉にも、ウクライナの悲劇と、そしてロシアの悪逆さ、そのどちらもが等しく同盟の重要性を示唆してしまっている。
その意味で、ぢゃあ世界中の国で同盟を結べば世界平和ぢゃん、という小学生理論は割と正解でもあるんですよ。そして私たち人類は割とその実現に向けて進んでもいた。
――国連という形で。
しかし現在の国連を見れば明らかなように、なら同盟国と同盟国同士が揉めたらどうすんの??? という問題には結局誰も解答を用意するこができず、正しく機能不全に陥るのであった。歴史は終わらなかった。


もちろんその『同盟』関係は、単純に非常事態の際に「助け合う」というだけでなく、そもそも日頃からめんどくさいお付き合いを地道に続けていくということでもあります。
本邦でも既に60年続いている(世界的に見ても稀有な)日米同盟を見れば解るように、まぁむしろ平時に問題が起きるのはこちらの方が大きい。
それはミクロな私たちの人間関係でも見られる不満で、色々としがらみのある世間との付き合いってめんどくさいもんね。しばしば自分の都合よりもそちらを優先せざるを得なくなる。しかしそうした負担の積み重ねがあってこそ、地域社会におけるいざという時の助け合い精神の基盤となる。




ちなみにその同盟関係におけるある種典型的な「失敗例」というのが見られるのも、2023年という現代世界でもありまして。
ロシア軍との合同演習拒否 アルメニア首相、不満表明:東京新聞 TOKYO Web
明らかにその「いざ」というタイミングでそれが機能しなければ、その信頼関係は致命的なレベルで喪われることになる。そりゃそうだよね。まさにそういうタイミングの時の為に普段から掛金を払っているのに、しかしロシアは何もしてくれなかった、という失望。
かくして現代のプレイヤーたちは、かつてのプレイヤーたちがそうしていたように、再び頼りになる同盟を求めて東奔西走することになる。
歴史上いくつかあった世紀の大帝国たちがそうであったように、あるいは世界で最も優越した軍隊を持ったアメリカですらそうだったように、どんな大国であろうと軍事力だけで勝ち続けることは不可能なのだから。


大国も、中小国も、大人も子供もおねーさんも、失われない同盟をもとめて。
悲しいことに、そういう時代になってしまった。
みなさんはいかがお考えでしょうか?
 
 

なんとなくクラウゼヴィッツ

クラウゼヴィッツをちゃんと読まずに引用したことがない者だけが石を投げなさい。


<社説>年のはじめに考える 「平和外交」を立て直す  :東京新聞 TOKYO Web
うーん、まぁ、そうねえ。社説の本筋としては、

新しい安保戦略はそうした視点を欠いています。「平和国家として、専守防衛に徹し、他国に脅威を与えるような軍事大国とはならず、非核三原則を堅持するとの基本方針は今後も変わらない」と記すだけで、平和国家の歩みをどう生かすか、言及がないのです。

<社説>年のはじめに考える 「平和外交」を立て直す  :東京新聞 TOKYO Web

そんな風に中身が無いと言いつつも、実際にはその社説にも『平和外交』の中身が無いのはちょっと語るに落ちてる即落ち二コマ感あっていいよね。
――悲しいことに現代国際関係では「じゃあそれウクライナでも同じことを言えるの?」というお前サバンナでも言えんのコピペが誰にでも簡単に使えてしまうというのに、こんな中身の社説を書いてお金が貰えるのは正直羨ましいよね。
それこそもし本当に『平和外交』でロシアを停戦させられるならば今すぐそうすればいい。しかし欧米各国は自分たちにはそれが不可能なことを理解しているからこそ、『平和外交』ではなく現在進行形で軍事支援と自国の軍事費を積み上げている。だから日本政府の中身が無いのも当然なんですよ。だって世界中の他の誰も、軍事力以外で、ウクライナの暴挙を止められるとは思っていないんだから。
少なくとも現状では「解なし」である。
その目の前で進行している問題を見て見ぬフリをして平和外交を叫ぶのは国家として責任ある議論だとはとても言えないよね。その意味では言及しない方がまだ誠実であるとは言える。
いや、じゃあそもそも『社説』には責任感が無くていいのかというと、うん、まぁ、そうねえ……無くても良さそう。



ともあれ、今回の社説が殊更に面白おかしい社説になっているのは、何故かオレ流クラウゼヴィッツのお話が出てきているところでしょう。

戦争とは政治の延長線上にあると指摘したのは、プロイセン軍事学者クラウゼビッツです。長年読み継がれる「戦争論」の慧眼(けいがん)に学べば、軍事的衝突は政治・外交の失敗にほかなりません。

<社説>年のはじめに考える 「平和外交」を立て直す  :東京新聞 TOKYO Web

はえ~~~クラウゼヴィッツはそんなこと言ってたんだ~~~(言ってない)。
「戦争は政治におけるとは異なる手段をもってする政治の継続*1」からそういう学びをするのってもうそれ新しいクラウゼヴィッツじゃん。クラウゼヴィッツ2.0じゃん。シン・クラウゼヴィッツじゃん。そんな新たな政治哲学の地平を東京新聞の社説なんかで発表するのもったいなくない? 
でもまぁクラウゼヴィッツの『戦争論』ってむつかしいもんね。僕もかつて本編そのものは途中で挫折しマトモに読み通したとはとても言えないので、その気持ちよく解ります。
――というかぶっちゃけ「『戦争論』読んでない」って割と専門家の間ですら定番のあるあるネタでこの社説を書いた人だけじゃないわけで。真面目に読んだら滅茶苦茶時間が掛かるだろうそれを読めなんて気軽に言えない。聖書とかシェイクスピアとかニーチェとかをしたり顔で引用するけど、実際には読んでおらず孫引きで分かった気分になっているのと一緒だよね。うっ……なぜか頭が……。
だからこそクラウゼヴィッツの関連本もいっぱい出版されているわけで。個人的には少し前に読んだ『クラウゼヴィッツの「正しい読み方」』が面白かったので、クラウゼヴィッツを読んだフリをするならオススメかな!




でもまぁこの妄言それ自体は、戦後日本のユニークで、自己中心的で、歪な平和主義そのものっぽくて未だにそれを続けてるんだなあと逆に感心してしまうところではあるんですよね。
こういう人たちにとっては「まだ戦後は終わっていない」感じがよく出てる。
そこでは自分たちが侵略したという反省(まぁその理解自体は概ね正しい)が強すぎる故に、そもそも「自分たちが始める」以外の状況をまるで想定していない。「軍事的衝突は政治・外交の失敗にほかなりません」という素朴すぎる発想ってまさにコレでしょう。
もちろん自分たちが戦争を始めるという想定であれば、政治・外交の失敗という前提は100歩譲って理解できるんですよ。でも歴史を振り返れば明らかに難癖を吹っ掛けられて戦争が始まった事例なんて幾らでもあるわけで。
きっと韓国もベトナムも二回のイラクも二回のアフガニスタンも、侵略側ではなく侵略された側が外交を失敗したのが悪いんだもんね。あるいは大日本帝国に侵略された朝鮮や中国や東南アジアも、我々日本との外交を失敗したのが悪いんだもんね! ネトウヨ(の中でも更にアレな人たち)がよく言ってる!



最初の繰り返しになりますけど、今まともに国際ニュースを見ているのならば、ウクライナで今何が起きているのか知っているはずなのにね。
そこでウクライナの政治や外交が失敗したのが悪い、なんて言ってしまってはロシアによるウクライナ侵攻の正当化ほとんどそのままじゃないですか。
グレタさんに言わせれば「よくもそんなことを!」ですよ。
もし本当に現代国際関係において意味のある『平和外交』が存在しているのであれば、ウクライナ侵攻でそれが見られているはずだし、もしそれが見られないのであれば……。


ユニークなクラウゼヴィッツの新解釈によって繰り出される平和外交について。
みなさんはいかがお考えでしょうか?

通常日記

手抜き日記。
 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

  • 男性が働かなくなった理由、ヒントは社会的地位への意識-米研究 - Bloomberg
    • そんな身も蓋もない。でもまぁ以前もこのネタ描いた記憶がありますけども、広義の意味での周囲と比較する『競争』から降りれば、そうなるかなあとは確かに思っているんですよね。それが個人にとってはそうでも社会全体にとって良いことかと聞かれると、多分悪影響の方が大きいとは思うんですけども。資本主義が死に共産主義ワンチャンあるで。