世界を革命する力を!

タイトルオチ。


2011年の食料価格、過去最高を記録 国連 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
アラブの春』当時から言われていましたけど、やっぱり過去最高記録だったそうです。そりゃ革命しちゃいますよね。まぁそれで現在良くなっているかどうかはまた別問題なんですけど。

 今後の価格動向について、FAOの専門家は、世界経済や通貨、エネルギー市場をめぐる不確実性が予測を困難にしていると指摘する。

 なお、昨年の食料価格の高騰は、北アフリカでの民衆蜂起やソマリアの飢饉の一因となったと考えられている。(c)AFP

2011年の食料価格、過去最高を記録 国連 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

まぁそういうことであるんだろうなぁと。今年も特に東アフリカで色々と大変そうです。世界を革命する力はおっそろしいなぁ。ナイジェリアなんかは最近(補助金打ち切りによる)燃料価格高騰によるデモと混乱――まぁついでに原油供給の乱れて世界中を巻き込んでの大騒動*1で、一歩手前という感じですよね。
http://www.fao.org/worldfoodsituation/wfs-home/foodpricesindex/en/
それでもまぁ昨年末の下落によって、とりあえずは2010年の後半から続いていた上昇・高止まりの傾向は一息ついた、といった所なのでしょうか。
しかしこれでもまだマシな状況だとは言えるんでしょうね。なにしろそうした資源価格の前に立ち塞がっているのが私たち日本が苦しむ円高であるわけだから。「安全な投資場所」と見られている日本円がこのままコケたりしたら、おそらく次にそれが向かうのはこうした商品相場であることはほぼ確実ではあるのでしょう。本人の意思とは無関係に「ここはアイツに任せて先にいけー!」の構図。故に日本(は円高のまま)ガンバレ、と応援してくれる人たち。優しくて涙で前が見えません。
CNN.co.jp:アルゼンチン、干ばつで大豆とトウモロコシの減収懸念
ともあれ、あとしばらくはこのまま暮らしていかなければいけないのかなぁと。そんな身も蓋もない世界を革命する力のお話。