コロナウイルスの息づかいを感じていれば、事前に気配があったはずだ

「オリンピックを何度も実施しているIOCならば、コロナが流行し始める音を聞き、コロナの息づかいを感じられたはずだ」


風刺漫画のあり方について | 偕成社 | 児童書出版社
『はらぺこあおむし』の版元、毎日新聞の風刺漫画を批判 「おそらく絵本を読んでいない」(1/2 ページ) - ねとらぼ
毎日新聞の風刺記事でプチ炎上していたそうで。
……うん、まぁ、そうねえ。端から見ている分には、「雑な風刺」と「雑な追悼」のダブルパンチで越えてはいけないラインを越えてしまった、という感じかなあ。
どちらか一方だったらここまで怒りを買うことも無かったと思うんですよね。
原作を尊重していない(ように見える)引用をするだけでなく、そこに「偲んで」とされたらそれはねえ。
この辺の空気の読めなさは『100日ワニ』のアレと同じ構図だよね。死を商売にしている感が強すぎる。
【東京五輪】JOC 経理部長急死に沈痛 「絶対に許されない」職員たちを憤怒させた一部報道(東スポWeb) - Yahoo!ニュース
いやまぁメディアって常にそういうものだろうというと身も蓋もないんですが。
売れればよかろうなのだ。



ということで、僕が毎日新聞でオリンピックに反対な風刺を書く一案とするならば、『はらぺこあおむし』じゃなくて『風のいきづかい』を題材にするかなあ。
これなら今回の件のように、空気が読めずに権利者に怒られることもないしね^^v

社説:オリンピック転覆 安全管理で浮ついてないか

(略)

コロナが原因、とみられている。
尾身会長も「パンデミックの中での開催は普通でない」と話しているという。
日本ではワクチンの副反応を中心に報道することがあり、ワクチンの接種が遅れることが珍しくない。
その反ワクチンな世論にあおられたらしい。
東京都の感染者数は連日数百人を越えていて再延期や中止を検討するほどでなかったというが、平時と同じオリンピックを開催しようとすることに問題はなかったか。
予想外のコロナとは言いながら、コロナウイルスの息づかいを感じていれば、事前に気配があったはずだ。
暴風雪警報下、日本海沿いに走るのだから、運行には慎重であってほしかった。*1

折角だから毎日新聞も、今回こそ「コロナウイルスの息づかいを感じるべきだ!」と風刺社説を書けばよかったのにね。
非科学的だと批判されたら「社説は学術論文ではない。記者の感情が高ぶり、憂慮が表れるのは当然。社説に冷静さのみを求めるのは誤りだ」とでも書いておけばいいんじゃないかな。


当日記は風刺が得意なだけでなく、風の息づかいを感じられることに定評のある毎日新聞を応援しています。