「長期的に見れば中道にいる」とは貴方は言うけれど

フィンランドさんちの家庭の事情から見えるもの。


フィンランド総選挙、民族主義政党が大躍進 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
フィンランド総選挙:欧州懐疑派が躍進−高債務国の救済に影響も(1) - Bloomberg.co.jp
ということで最近の欧州の流行っているように、こうしてフィンランドでも民族主義的な右派が台頭してしまうと。しかし「真正フィン人党」て名前も大概すごいですよね。あまりにもぶっちゃけすぎてて逆に清々しいです。日本やドイツでそんなことしたらすごいことになりそうです。
ともあれ、反EU大衆迎合的な民族主義政党が伸張する欧州。でもそれって少し前のドイツでの緑の党の勝利も結局似たような構造のお話でもあるんですよね。右にしても左にしてもとにかくよりセンセーショナルなことを言った方が勝利する構図。経済不況や中道的な既存政党に絶望するのも解らなくはないんだけれども、その結果がコレというのはなんとも気の抜けるお話ではあります。


日本でも民主主義に対する悲観的な見方がよく聞かれますけども、実際の所、先輩でもある欧州だって大して変わらないわけで。なんかもう毎回毎回左にいったり右にいったり。実際それを「長期的・結果的に見ると平均して中央付近に落ち着いている」という言い方も確かにできるんだけど、そんなんで本当にいいんですか、という気持ちになります。
より「報道の自由」と「民主主義」が進んだ結果がこんな結果だなんて、悲しすぎますよね。