もう一つのソーシャル革命

そりゃ政治的な意思を持つ人びとが連帯できたように、アナーキーな人だって連帯できちゃいますよね。いつだって道具が人を殺すのではなく、人が人を殺すのだから。なお話。


英ロンドンの暴動、市内各地に火の手 バーミンガムやリバプールにも飛び火 写真30枚 国際ニュース:AFPBB News
http://www.timeout.jp/ja/tokyo/feature/4674
わーイギリスすごいなぁ。本場のモヒカンは一味違うぜ。ちなみに日本はテレビで何を放映するかについて燃え上がった挙句に、なぜか無関係の観光客へ暴言吐いてたらしいですね。暴言て。


で、こういうお話があるらしい。
ロンドン暴動、在英京都人作家・入江敦彦さん(athicoilye )の考察。 - Togetter
#英国 #ロンドン 暴動(20110809~) - Togetter
まぁなんというか、経済弱者にしろ移民やマイノリティにしろ、人は見たいものが見えるというか、人は金槌を持っていれば全ての問題が釘に見えてしまうというか、そういうお話なんでしょうか。


さて置き、しかしそんな個々のモヒカンな人たちをそれぞれに結びつけたのがネットカフェや携帯電話などの『ソーシャルネットワーク』らしいですけど、それってまんま少し前にチュニジアやエジプトなどで言われていた話ですよね。構図的にはどちらも似たような話だと思うんです。
アラブの春に火をつけたもの。それは革命の機運ともなるし、そして逆に大規模な暴動の機運ともなると。まぁ見る人からすればどちらも大差ないんでしょうけど。やっぱり両者はどちらもその意味で「新しい形」の行動を生み出しているのかなと。臨界点を越えてしまった人びと。そしてその後押しをしたのが携帯電話やインターネットというツールであったと。
結局の所、どちらも個々にあったそれまでの不満を放置したせいで、ある種必然的なこうした結末に至ってしまったんでしょう。
独裁的な政権が人びとの不満を当たり前に無視していたように、今回のイギリスだって「それまでイギリスでは日常的にあったこと」が「何故か大規模にまで発展してしまった」と多くの人が語っているように。


どちらにしても、もっと早くから(個々に分断されているうちに)真面目に対応しておけば良かったのにね、なんて簡単にいうと怒られてしまいそうですけど。