恋と戦争は手段を選ばず

ウォルツァー先生がその著書*1の中でこの台詞を連呼してたのを思い出しました。


http://alfalfalfa.com/archives/4653187.html
ラブプラスすごいなぁ。


で、そんな未来に進みまくっているラブプラスを見てなんとなく思い浮かんだのが、先日書いたアメリカの遠隔操作の無人機のお話であります。
「まるでゲーム」、ジョイスティックが変えた米軍のアフガン前線 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
このアメリカ軍と上記ラブプラスに走る私たちって、目指す先は別としても、しかしベクトルとしてはかなり似たところにあると思うんですよね。つまり私たちは恋にしろ戦争にしろ、手段を選ぶ必要などやっぱりないと思っているからこそ同じ場所にたどり着こうとしている。それはその目的があまりにも重大すぎるからであるし、あるいはコストが掛かり過ぎるからでもあるし、そしてそれを可能とするような技術が手に入りつつある、ということの証明でもあるのでしょう。
彼らは敵を相手にして、そして私たちはプレイヤーを相手にして、どちらもある種の『無人機』に到達している構図。


まぁそれも仕方ない話ではありますよね、だって『恋と戦争は手段を選ばず』なのだから。

*1:アメリカの政治哲学者マイケル・ウォルツァーによって執筆され1977年に出版された、正戦論の著作正しい戦争と不正な戦争 - Wikipedia