まさかのベルギー化オチ

欧州選挙祭りを受けて、しばらくは日記のネタに困らなくて済みそうです。


再送:WRAPUP1: ギリシャ第1党、連立協議を断念 再選挙実施のシナリオに現実味| マネーニュース| 最新経済ニュース | Reuters
ギリシャ大統領、8日に第2党党首と会談へ−連立失敗で - Bloomberg
ということで見事にベルギー化一歩手前なギリシャさんちであります。
ベルギーが「重要な案件が何も無いから」こそ妥協できずに無政府状態に陥り、しかしギリシャはそれが「重要すぎるせいで」妥協が出来ない。欧州連合という構想がもたらしたこの両極端な帰結。それが結局どちらもよく似た結果をもたらしているのはとても皮肉で面白い事象ではないでしょうか。
ベルギーのあれは541日でしたけど、そこまで掛からなければイイデスネ。


しかし逆転ホームラン! もしこのままグダグダと無政府状態をやっていたら支援と引き換えに約束した緊縮政策もやらずに済むんじゃね! このシナリオを考えた奴天才かもしれません。
ギリシャ、6月末までに資金枯渇の恐れ=財務省筋| ビジネスニュース| Reuters
――と思ったら既に釘を刺されてました。逆転ホームラン失敗。


ともあれ、このまま再選挙なんてことになったら、と考えるとものすごくワクワクしてきますよね。前回の国民投票案が潰されたように、今回も似たようなことになってしまいそうで。ということでこれからも、民主主義の発祥の地であり同時に最初に終わった地でもある、ギリシャ有権者たちの選択の結末を生暖かく見守っていきたいと思います。
がんばれギリシャ