反対意見を言う自由を制限したい作者の気持ちを答えよ(5点)

みんな大好き国語の時間だー!



2018年度全国キャンペーン:その危険見えてますか|ACジャパン
うーん、まぁ、そうね。個人的にこの惨状を説明しようとするならば、既に指摘されている『メタ正義』であり、そして『生存バイアス』かなぁ。もちろん賛同だって多くあるだろうけれども、わざわざそんなこと書こうとまでは思わない。かくしてそこに生まれる空気は、わざわざ天邪鬼に何か書いてやりたいという気持ちを抱いた否定的な言葉ばかりが並ぶことになる。
「いいね!」ボタンだけ用意しておけば解決したんじゃないかな。

個人のSNSから企業の広告、サービス内容等に至るまで度々炎上することが社会問題となっている日本。悪意ある内容で当事者や家族の心を傷つけるトラブルも多く、ネットモラルの問題は年々深刻さを増しています。この作品では、昔話の桃太郎を題材に、クレーム社会の惨状や虚しさをユーモラスに描き、おおらかな心の大切さを訴えます。ナレーションの美輪明宏さんの問いかけに、ドキリとされる方も多いのではないでしょうか。

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実際、人間多かれ少なかれ粗を探し叩けば埃は出るもので。誰だって長く生きていれば触れられたくない過去、あるいは黒歴史があったりするのは当然なわけですよ。特に公人としての政治家な人たちなどは昔からそうしたリークに晒されて生きてきたものの、でもそれを「一般化」させたのはマスコミなんかを中心として報道の人たちの功罪でもありますよね。
――相手の主張に何か反対したいのならば、単にその主張に反論するだけでなく、発言者の背景や暗い過去を掘り起こしてしまえばいい。
確かにその手法は非常に効果的でもあります。まさにマスコミ自身がそうしてきたように。特に最近のインターネット世界ではSNSを通じて背後交友関係や恥ずかしい過去をより掘りやすくなってきてもいるので尚更でしょう。それが一般化したからといって「悪意」として非難するのは正直お前が言うな感すごいよね。
「おおらかな心」が無くなった惨状の少なくとも一部分は、既存マスコミのやり方背中を見て育った帰結、じゃないのかと。




ともあれ、リンク先では桃太郎を題材に露悪的に書かれていますけど、しかし「異議を唱える」という正義、って実際かなり正当性のある行為でもあるんですよね。政治としても行動心理学としても。まさに『言論の自由』というのはその為にあると言っても過言ではない。人間は誰しも多数派の意見に流されやすく、その場の空気を読んでしまう。しばしば不幸な未来として挙げられる政府による強権独裁って、懲罰的法執行などを通じて上記構図を完成させるからこそ恐ろしいわけでしょう。
そして、であるからこそ、自由に反対意見を言う権利は常に保証されるべきである。何故ならそれこそが、不合理な行動に突っ走る集団心理に歯止めを掛けるものでもあるから。
逆説的に、今マスコミの中心たる広告のど真ん中でこうして「反対意見ばかりが多すぎる」宣伝をしているのは、まぁ愉快な光景でありますよね。


一体、彼らは反対意見を言う自由を制限しようとして何がしたいのかな?(陰謀脳)
ぶっちゃけ口では普段『言論の自由』を言いながら、その実ただただ何も考えてないだけっていうほうがありそうですけど(オッカムの剃刀脳)


みなさんはいかがお考えでしょうか?