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一体誰が「嫌韓あおり報道」かそうではないかを決めるの?

『社会の木鐸』である新聞記者さま?



「嫌韓」あおり報道はやめよう | 新聞労連(日本新聞労働組合連合)
うーん、まぁ、そうねえ。割とかつてネット上の片隅にあったような『嫌韓』的な記事が表舞台に出てくるのは色々と感慨深いというか、まぁ時代を感じるお話ではあります。
かつてネットで流行ったネタが何周か遅れてリアルにやってくる、というのはまぁそれこそ昔からあるあるなお話ではありますけど。


でもまぁその声明には基本的には同意するところではあります。

 国籍や民族などの属性を一括りにして、「病気」や「犯罪者」といったレッテルを貼る差別主義者に手を貸すのはもうやめよう。

「嫌韓」あおり報道はやめよう | 新聞労連(日本新聞労働組合連合)

明らかに属性を使って差別するような「杜撰な」記事だったら簡単にNOと言っておけばいいんですよ。
しかし現実はそんな簡単に判断できるようなモノばかりではないでしょう。
いや、むしろその範囲の曖昧さを考えれば、韓国に関する記事の内その圧倒的大多数がグレーゾーンに入ることになるのは間違いない。
嫌韓』が一部にとどまらずに広く表に出てきてしまっている現状において、現下における最も重要な問題は、一体その基準を誰がどのように設定するのか、というお話でもあるわけですよね。



少し前にも、京アニの件において『被害者実名報道での配慮』の有無・成否を一体誰が決めるのか、というネタを少し書きましたけども、今回の件もこれと同じ構図にあるわけでしょう。

一体誰が、どのような基準で、「嫌韓あおり報道」かそうではないかを判断するの? 
――もしかしてど偉いマスコミ様自身が、自己判断でそれを決めていただけるの? 
――そして私たちはそのありがたくも決めていただいた基準と結果を粛々と受け入れておけばそれでいいの?
いやあさすが『社会の木鐸』サマだよね。





韓国 日本製品への高関税 WTOが是正求めるも一切触れず | NHKニュース
個人的にはこのNHKの記事も割と、昨今の時流を受けているのか、かなり「韓国あおり報道」寄りのニュースになっていると思うんですけど。

日本側の主張が認められた形となり事実上、日本の勝訴が確定しました。

しかし、韓国の産業通商資源省は、報道資料を発表し、「大部分の実質的な争点で韓国側の措置が、WTO協定に違反すると立証されず、韓国の勝訴が維持された」と主張しました。

韓国側の発表では、是正を求められたことには一切触れていません。

韓国 日本製品への高関税 WTOが是正求めるも一切触れず | NHKニュース

NHK嫌韓を煽っている! NHKネトウヨ
やっぱり「NHKをぶっこわす!」を応援するしかないね!



「風評拡散させ故郷を侮辱、韓国の挑発に耐え難い思い」 福島県出身・在住のフリーランスライター林智裕氏が怒り (1/2ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト
あと他の『嫌韓』を煽っているか否かのグレーゾーンなニュースとしてはこの辺とか。

 韓国の文在寅ムン・ジェイン)政権が、「反日」政策の一環として、福島第1原発事故と絡めて日本産の食品や輸入品への不安を強調している。福島県出身・在住で被災地の風評被害と戦うフリーランスライター、林智裕氏は「風評を拡散させ、故郷を侮辱してくる韓国政府の挑発には耐え難い思いがある」と憤っている。

「風評拡散させ故郷を侮辱、韓国の挑発に耐え難い思い」 福島県出身・在住のフリーランスライター林智裕氏が怒り (1/2ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト

うーん、これも特に福島と個人的関係が深い日本人たちを『嫌韓』に誘導させるような「あおり記事」と言うしかないよね。
だって現地関係者である私たちは「韓国が福島への風評被害を今更加速している!」と報じられたら、少なくない人たちが韓国へのネガティブな感情を抱くのは間違いないのだから。
韓国への憎悪を煽っている!
zakzak嫌韓メディア!



別に彼ら彼女らの言っていることそれ自体が間違っていると言っているわけじゃないんですよ。

排外的な言説や偏狭なナショナリズムは、私たちの社会の可能性を確実に奪うものであり、それを食い止めることが報道機関の責任だ。

「嫌韓」あおり報道はやめよう | 新聞労連(日本新聞労働組合連合)

そうしたスローガンにはもちろん賛成します。


では、それを一体どのように実現するのか、そしてその価値判断の基準を一体どのように設定しているのか。
そこを明らかにしないまま、ただただあるべき正論だけを言われてもまったく納得できないよね。今は21世紀ですよ。
彼らには正しい意味での説明責任がある。
マスコミのみなさんアカウンタビリティ大好きだもんね。今回の件でも、社会の全体を納得させてくれればいいのにね。


その部分を明らかにしてくれないならば、権力やスポンサーなどに忖度して「(誰かにとって)都合の悪い情報」を報じないことと一体何がちがうのか。
いやもしかしたらただただ「自分たちは何もしていないわけではない」と弁明・エクスキューズしているだけなのかもしれませんけど。
といってもまぁ日本のメディアの不誠実さだけを責めるのはフェアではないかもしれない。
それこそメディア自身の不透明さ、説明不足や、不誠実さが積もり積もった結果が、日本に限らず世界中で巻き起こっている「メディア不信」の根幹の一つでもあるわけだし。
彼ら彼女らは「何が正しいのか」についての正論を述べてくれる。
しかし、その正しさの度合いをどのように決めているのかは曖昧にしたまま教えてくれない。


今回の声明ってまさにそうした『社会の木鐸』と自称する人たちの、その正しさとは裏腹にある、傲岸さと不誠実さの縮図のようなお話だよなあと個人的には思っています。


みなさんはいかがお考えでしょうか?