#このワクチンとめよう
「自分だけが助かればそれでいい」というだけにとどまらない高尚な活動。この世界は善意に満ち溢れていてすばらしいよね。愛です。愛ですよナナチ。
「子どもへのワクチン接種やめろ」電話殺到 12~15歳に接種の町に「殺すぞ」脅迫も、業務に支障(京都新聞) - Yahoo!ニュース
ということでいよいよ本邦のワクチン接種も加速し始めたことで、そのカウンターとなる運動も盛りあがってきたようであります。
ワクチンを打たない親は公共心が足りない、ワクチンを打たないようにしようと反対運動する親は知能が足りない - maukitiの日記
個人的には反ワクチンな人たちに対するポジションとしては、ちょうどコロナが始まる直前に書いていたこの日記のポジションから変わっていないので特に書くことはないのですが、でもまぁちょうどタイムリーなネタだし適当なことでも書いておけば誰かがさんかく位はくれるかもしれない。
電話は午後5時までに97件あり、全て町外からだった。メールは36件、ファクスは8件だった。20~30分間応対することもあり職員から「仕事にならない」との声も出た。中には「人殺し」「殺すぞ」など悪質なものもあった。町は京都府警宮津署に相談した。
接種が報道された6日午後以降、会員制交流サイト(SNS)などで、町の子どもへの接種に反対する書き込みが相次いでいた。町の電話番号を記載し、抗議の電話を促す内容も見られた。
「子どもへのワクチン接種やめろ」電話殺到 12~15歳に接種の町に「殺すぞ」脅迫も、業務に支障(京都新聞) - Yahoo!ニュース
とっても現代のインターネット世界っぽくて心温まるお話で、興味深いなあとしみじみ思います。
- 「リアルに対面する日常生活を送っているだけではない出会えない人たちと、広く交流し出会うことできる」
- 「距離や空間を越えて、そうした同じ気持ちを持った人たちとリアルタイムに連携することができる」
『アラブの春』やあるいは『香港デモ』など反政府運動でもそのSNSを使った活動の広がりが語られていたように、まったく同じ構図で善意の輪()を広げようとする人たち。
同じ気持ちを持つ人たちと出会うことで、より勇気づけられる人たち。
インターネットの利点として語られるこうした構図というのは、まぁ当たり前ではありますけども、『陰謀論』や『反ワクチン』な思想を持つ人たちだって同じなんですよね。
トランプ旋風とその顛末な騒動でも見られたように「今になって」陰謀論に走るのではなく、むしろ逆で「今だからこそ」なんですよ。
反ワクチンな人たちも、過去とは比べ物にならないほど、繋がっていられる。
その結実が、上記ニュースのようにSNSで善意の闘士を集め子供を守ろうと実力行使をしようとする人たち、という形になると。
現実にはほとんど出会うことのないだろう人たちが出会ったことで始まる物語。
インターネットがこんな形の『連帯』を生み出すとはあんまり予想できなかったよねえ。
上記反政府運動を潰そうとした強権的な権威主義政府であれば一緒くたに規制しちゃえばいいんですよ。しかし、曲がりなりにも民主的政府である私たちはそんな簡単には割り切れない。
あるいは悪意があってそれをしようとしているならば、もうちょっと規制は簡単だったはずでしょう。
しかし反ワクチンを叫び行動する彼ら彼女らは、概ね善意や愛から行動している。
愛です。愛ですよ抗議電話は。
SNSが生む連帯によって、これまで以上に盛り上がっている反ワクチン運動について。
みなさんはいかがお考えでしょうか?