時代はまわる

http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009120501000158.html
さすが『宇宙戦争』のH・G・ウェルズの国。こんなのあったなんて知りませんでした。

 【ロンドン共同】英国防省は4日までに、未確認飛行物体(UFO)の目撃証言の収集や分析を60年近く続けてきた“UFO班”を廃止した。同省は「(UFO調査に)防衛上の利益を見いだせず、防衛予算を使うのは不適切だ」と説明している。

 同省は1950年以来、直通電話や電子メールなどで、市民らから目撃証言や写真などを募ってきたが「どの情報も英国に(UFOの)潜在的脅威があるとの証拠とはならなかった」として、1日にこれらの連絡手段を廃止。たった1人の専従担当者も異動となった。

http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009120501000158.html

結局の所、こうしたイギリス外からの未知な侵略者(別に反帝国でも黄でも赤でも黒でも、あるいは「宇宙人」でもいいけど)に備える必要性が無くなった、という事なんだろうか。かつて様々な脅威があった1950年以前と今とでは全く状況が変わってしまったので、「今更かよ!」という感じでは確かにあるけども。
あるいは最早狙われるべきがイギリスでないとようやく気付いたのか。かつての強国の凋落、という見方をすると悲しい。


まぁ実際、反帝国とか黄とか赤とか黒とか今時まぁ無いよね、と言えば身も蓋もない。そしてネタ的な意味の「UFO」は、地上に来る前に確実に気付くだろう常識的に考えて、的な。
イギリスに攻めてくる異邦人はもう存在しない。敵は居ないし、そもそも狙われない。そんな二重の意味で。


しかしあの『宇宙戦争』の時代からこのような形での「消極的な平和」が来るというのは、なんていうか中島みゆきの『時代』という感じ。