「絶対に儲かる話があるんです!」→「なら何故それをあなた自身でやらないのか?」

そんな古典的お話。


http://www.sankeibiz.jp/macro/news/110415/mcb1104150504017-n1.htm
まぁ実際どれもこれもずっっっっと昔から言われていたお話ではあるんですよね。笑えるのは今更ながらに彼らにも「証拠」が出た点。その意味でやっぱり「今更かよ」ということはできるんだけど。

 報告書によると、米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービススタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は07年に、ゴールドマンやスイスのUBSなど8社以上の金融機関から圧力を受け、証券の格付け方法を変えたとしている。
 格付け2社は複雑な住宅ローン担保証券の安全格付けを引き上げるよう金融機関から求められ、規則に例外を認めた。その上で報告書は、ムーディーズとS&Pが07年7月に数百ものこうした証券の査定を変更したことが、金融危機を招く一因になったと指摘した。

http://www.sankeibiz.jp/macro/news/110415/mcb1104150504017-n1.htm

うわーなんてことだーかくづけがいしゃはひがいしゃだったんだー。
以前うちの日記でもそんな格付け会社のアレ具合を少し書きましたけど、なんというかこうして公的に証拠そのものが出てくると気の抜けるお話ではありますよね。少し前に話題になった、日本の国債が格下げは圧力が足りなかったからだと。なんということでしょう。
しかしながら今更ネンネの振りをして、格付け会社を攻撃しても悲しいくらいに意味がないので、今まで通り海外の政府公報を眺めるような目で見ていればよろしいかと思います。それはそれで彼らのポジションを測る一つの材料にはなるだろうから。

 また、報告書はゴールドマンが投資家を欺く債務担保証券(CDO)を組成・販売し、利益相反が生じたと指摘。一部CDOをめぐる取引でゴールドマンは投資家に対し、同社と投資家の利益は同じだと説明しながら、同社のポジションは100%売り持ちだったという。

http://www.sankeibiz.jp/macro/news/110415/mcb1104150504017-n1.htm

そんな身も蓋もない。といってもサブプライムローンなんてモノを生み出した彼らにしてみれば可愛い物ですよね。まさに彼らは投資家どころか「世界」を騙す事に成功したんだから。あ、なんか厨二っぽい。しかしそうは言っても「大きすぎて潰せない」彼ら。それって意味は微妙に違うけどザ・スケールメリットという感じで素晴らしいです。