「10年位前の日本で逢った、ような……」

また未来に生きてる日本が証明されちゃったお話。DFLにようこそ!


米企業の内部留保、経済混乱で積み増しが加速 - WSJ日本版 - jp.WSJ.com

金融危機に見舞われて以来、企業は万が一に備えて内部留保をためこんできた。その万が一の事態が今発生しているが、企業には安心感があるようだ。
S&P500種指数構成銘柄の非金融企業が保有する現金と短期投資総額は、直近の財務報告によると1兆1200億ドル(約86兆円)に上り、08年7-9月期(第3四半期)の7030億ドルから59%も増えている。経済や市場の混乱のさなかにあっても、これら蓄積された内部留保が緩衝材となって痛みを和らげている。
だが企業のこうした慎重な姿勢は、経済にとっていずれ悪影響を及ぼす可能性がある。足元の混乱は経営者の警戒感をさらに強め、支出の抑制や既に膨れ上がった現金の一段の積み増しを促しかねない。

米企業の内部留保、経済混乱で積み増しが加速 - WSJ日本版 - jp.WSJ.com

うわーびっくりする位どっかで見た構図ですよね。たしか10年位前の日本あたりで。企業がそれぞれに良かれと思って自己防衛を図ろうとした結果、より彼らの内部留保が積み上がっていくと。それで投資に周らなくて云々なんて言われてたりしてましたよね。
ということで次にやってくるのは資金循環の停滞によるデフレ進行でしょうか。DFLクラブにようこそ。一緒にがんばりましょうね。


さて置き政治はともかくとして経済に関しては、これまでも土地バブルとか銀行の不良債権とか国債格付けとか、そして今回は企業の内部留保の増大とか、ほんともう全戦全勝過ぎて敗北を知りたい感がすごい。どんだけ日本は未来に生きているんだって感じですよね。トラック周回でいつも一番後ろに居る日本ちゃんだと思ったら、実は一周回先を走っていたというオチ。そして毎回真っ先に新たな障害物に引っかかる私たち。
こんな先頭走りたくなかった。