ということで流れに乗り遅れたのでずっと放置していたシュタインズゲートでしたけども、今期始まったアニメ版の一話見たおかげで、衝動的にやりたくなったので今週で一気に終わらせました。これでもうアニメでネタバレされることはないぜ。メディアミックス万歳。
えー前評判の通り面白かったです。あの頃の自分にDメール送ってやりたい。というかまぁ基本的に王道ギャルゲーというかエロゲーというか。主人公以外に基本的に「男」出てきませんしね。セラピスト主人公。
まゆしーは相変わらず声があざとい。誉め言葉です。あと助手はかわいい。「ヒロインにオタク属性を付与してユーザーの親近感と好感度を稼がせるなんてオタはどんだけ業が深いんだよ」という卓見が以前ありましたけど、そこから更に進んでニコ厨やちゃんねら属性を付与させるなんて更に業が深まっている気がします。
ストーリーもあるけれど、システムが上手く相乗効果出しているなぁという印象。実際その辺にバグが多いんですけども。まぁそこは意欲作ということでひとつ。そういえばニトロさんちのゲームするの某デモンベイン以来でした。
以下致命的なネタバレ。
まぁ普通の時間跳躍ものではあります。上記でも書きましたが、色々まだこなれていない部分はあるものの、携帯電話で分岐させるフォーントリガーと時間跳躍型のADVは相性がいいなぁと。ADVでありながらそれなりにゲームを「攻略」してる感が出せているので。ストーリー云々だけでなく、システムの勝利の部分も結構大きいと思います。
さて置き、個人的に一番好きなのは鈴羽ルートのオカリンなんですよね。神視点がすごいから。
そんなオカリンの状況って、シムシティやっててふとした瞬間に、UFOやら怪獣やら呼び出して自分の町破壊しちゃう衝動に近いものがありますよね。あるいは、アクションやシューティングゲームでハイスコアを狙う際にもし序盤でミスってしまったらもう後はいわゆる「捨てゲー」になってしまう状況。すごいよくわかります。
ゲームでは誰でも至る地平ではあるものの、しかし現実にそんな「無限にやり直せる人間」が至る心象風景ってまぁおっそろしいものがあると思うんです。作中では「神」なんて言われてたりしたけど、どちらにしてもそれって既に「人間外」な感じで。不老不死や電脳なんかでもそうなってしまうのかもしれない。
そんな人間外へと至りかけたオカリンかっこいい。
