とある英雄の失墜。
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ペトレアス米CIA長官、不倫を理由に辞任 写真2枚 国際ニュース：AFPBB News
米ＣＩＡ長官、不倫で辞任 イラク戦争の功労者 ：日本経済新聞
ということでペトレイアスさんの不適切な関係。どうでもいいけど上記三記事とも「ペトレアス」なんですよね、これまではほぼ「ペトレイアス」の方が多かった気がしますけど。
しかし大統領選挙直後のこのタイミングと合わせて、ベンガジゲートの件での議会証言を来週に控えていた事、そして彼が（本人は否定していたものの）共和党の将来の大統領候補だったりと、まぁ陰謀論脳さんが大盛り上がりしそうなネタでありますよね。
少なくとも、イランによる米軍無人機への攻撃と合わせて、この辺はやっぱり大統領の『政治的判断』によって選挙後にまで発表が先延ばしされていたことはほぼ確実なのだろうなぁと。それが現職大統領に許されるレベルなのかというと、まぁ議論としては賛否どちらの余地もあるんじゃないでしょうか。
元々イラクでのペトレイアスさんと言えば、かつての戦後直後の日本におけるマッカサーさん並の持ち上げっぷりだったわけで。現代版ぎぶみーちょこれーと。現代米軍における「戦争の英雄」の一人と言って概ね間違いないでしょう。
そんなガチガチの正統派軍人としての成功者だった彼――そしてだからこそ共和党の将来の大統領候補として期待された――がこうした不倫ネタで辞任するというのは、やはり色々とニュースになってしまいますよね。クリントンさんの不適切の時にも色々言われていた、「公的なポジション」と「私的なポジション」に要請される倫理・道徳観の違いについて。
まぁその意味で『CIA長官』たる彼が（機密保持の責任者として）辞任というのはやはりそれなりに筋の通った話ではあるのかもしれません。それを言ったら大統領が不適切な事をやるのはどうなんだという話にもなってしまいますけど。
ともあれ、他人事な私たちとしてはあまり期待せずに「盛り上がってくれれば面白そうだなぁ」という辺りでひとつ。
