『魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD』クリアした

去年はなんかもう全然えろげやらなくなってしまったので今年からは一般げー感想サイトになります。べ、べべべつに枯れてなんていません。


ということで、全ルートやったわけではありませんけど大体角度は掴めたので雑感。まぁ続編モノとしては正しく正当進化という感じでよくできていたのではないでしょうか。図鑑の不備とか色々気になる方もいらっしゃるようです。けど別に興味ない僕としては一回も見なかったので良くわかりません。戦闘も概ね飛ばしているので声とか音楽もよくわかりません。ダメゲーマーです。
ともあれ魔装機神伝統の「(リセットを)強いられているんだ!」ゲーは尚も健在ですのでその辺は注意です。その癖ロード微妙に長いっていうオチ。まぁ前作をやった人ならばやっても損はないと思います。



以下微妙にネタバレな続きを読む。






  • ストーリー
    • いつもの(リアルポリティクス風)国家間のぐだぐだ戦争モノでした。好き嫌い分かれる所でしょうけど、まぁこのシリーズっていつもこんな感じなので伝統芸ですよね。個人的には本家スパロボの『未知との遭遇』なお話よりも好きなんですけど。
    • アンティラス隊はまぁなんというかその掲げている『精霊様の言うとおりっ!』という錦の御旗が無敵すぎてつらい。
    • その意味で敵方のヴォルクス(破壊神)教団の『神様の言うとおりっ!*1』と何が違うのかと聞かれると困ってしまいますよね。そのアレ具合でいえば大差はないので、そりゃそれを大義名分に掲げるラングランという国も嫌われるよなぁとほっこりしてしまいます。
    • まぁいつものことながら色々投げっぱなしなので機会があれば続編も出るんじゃないでしょうか。レッツバイするといいと思います。
  • ゲームシステム
    • 最初にも書きましたけど前作『魔装機神』といえば、気配察知で振り向かれリセットし、分身や斬り払いでリセットし、味方の再攻撃でリセットし、とプレイヤーの努力ではどうにもならない感じの(敵だけでなく味方も)ランダムな運によるものすごい「(リセットを)強いられているんだ!」ゲーでした。まぁ約15年前という古いゲームだし仕方ないよね。それが今作でどれだけ解消されたのかというと……、うん、まぁ、努力の跡は見えるかな、といった所でしょうか。特殊技能選択性とか味方のありがた迷惑なランダム要素は大分減った気がします。
    • 100%改造ボーナスの弱体化はかなり英断ではないでしょうか。前作だと強すぎて=必須になっていましたし。別にそれ単体ならあっても良かったんでしょうけど、しかし基本的に敵AIの思考が「一番HPの少ないユニットを狙う」なので、改造強化すればするほど逆に敵に狙われなくなり出番が減るというすごく悲しく仕様でした。そのくせフル改造ボーナスは大きかったので、ほんともう一体何がしたかったのか良く解りません。今作ではそれも弱体化して、敢えてHPを上げないという選択肢もやっとまともにできるようになったのでそれなりにゲーム的に面白くなったのではないでしょうか。
    • 少数ユニットによる無双状態を緩和する為に、MG(スパロボでいうところのEN)消費型の武器を減らしつつ、同時に消費プラーナを増やしたのは解るんですけど、しかしむしろそっちの制限が大きくなりすぎてMGの存在価値がなくなっているのはどうなんでしょう。この辺は難しいところなんでしょうけど、しかしどうにかならなかったのかなぁと。
    • ともあれ、この程度まで基本システムがよくできているなら難易度上げてハードモード的な楽しみもできそうなので次はそっちを期待しています。


総評としては、まぁそこそこよくできているんじゃないでしょうか。
個人的には何故かストーリーにセニア様が主人公のマサキを食う位の勢いで前に出てくるので、好きな人にはものすごく得をした気分になってよろしいと思います。ていうか何でこんなセニア様押しているんだろうか。いやまぁ僕は嬉しかったですけど。ということでセニア様好きなら★+1です(amazon風)。