ということでハード・クラシックでクリアしました。
初見ハードといえど、固定編成なのでこちらの育成によるチートが使えない面もあって、オッサンプレイヤーな自分でも割と本編ルナと同じくらいには難しかった感じはあります。所要時間は11時間くらい。
僕も直前になってDLCを購入した人間ではありますが、ストーリーとしても難易度としても個人的にはよくできていたと思うので、本編を楽しんだ人であれば今からでも十分に2500円払う価値はあるんじゃないでしょうか。
数十秒で終わる10連ガチャの相場よりも安いしね! お得!
本編の方では「(魔法以外)武器何でも持てる」なカオスな仕様だったのを、こちらの外伝では敢えて職業と武器レベルを固定にすることで、結果として旧来のFEっぽいプレイ感になっているのは個人的に感心したところで、よくできているなあと。
逆説的に風花雪月がこれまでのFEと違うのはやっぱりそこだよねえ。武器の自由度が高すぎて逆説的にみんな同じ武器になってしまうっていうオチ。それも育成の自由度とトレードオフではありますけど。
まぁそんなキャラメイクな育成ゲームというのも、覚醒やif辺りから続く新世代ファイアーエムブレムだよね。
以下、本編及び外伝のネタバレの可能性が高いのでご注意くださいの続きを読む。
ハード攻略簡易メモ。
- EP1
- 最初にエガちゃんでまとめて受けて計略した後は、あとは進行ルートに沿って順番に倒していくだけ。某マイクランさんマップのように卑劣にも後ろからの敵援軍があるものの、まぁ一度だけだし天刻すればいいし。
- EP2
- 初期配置の敵(残り一匹?)を排除の後に、各マップ角から時計回りに順番に援軍。
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- そして最後には味方の初期配置あたりからみんな大好き某S・Kがゲスト出演! 難易度ハードでも、いつものように近づいたところを床の上で先生あたりで一発受けて、計略でHP調整した後にディミトリの葬騎の一撃で安定して倒せる。
- EP3
- 割と難関マップ、というか無限沸きの機械人形の処理がだるいので時間がかかる。
- 両サイドに進行ルートがあるものの、基本的には一方に全軍を集めて進行した方が楽。各敵グループの範囲に入らなければ動かないので、順番に片づけていけばいい。といっても適宜増援の人形が迫ってくるのでその処理と同時進行になるのでやっぱりめんどくさいマップ。一応ボスを倒すか解呪を始めるかで増援は止まる模様。
- 最後の解呪は多分ランダム? 僕の場合は右が当たりでした。内訳としては「①アタリ」「②ハズレ(全味方に移動力減少)」「③ハズレ(移動力減少+増援沸き)」と思われ、特に最後のハズレを引くと高確率で孤立して死ぬので天刻をぐるぐる回した方がいいと思います。
- EP4
- 脱出マップ。追いかけてくる人形は色気を出せば倒せそうな雰囲気はあるものの、さすがにめんどくさそうなのでスルーしました。
- 扉を開けてショートカットしないとおそらく時間ギリギリになると思うので、ユーリスかアッシュで素直に開けた方が楽。最後の到達ラインの部屋の増援だけ注意で、味方が入るたびにもっさり敵が増えていく。むしろ同時一杯呼ぶと、同時にやってきて一気に計略で焼けるのでそっちの方が楽。
- EP5
- 敵1ターン目から味方初期位置の周囲の敵が一斉に動くので、序盤が一番辛いFEあるあるマップ。
- 左上の中ボスっぽいのを倒すとハピイベントが発生し、敵の近く魔獣三匹追加&全敵が恐慌状態に。
- 手順としては、背後からやってくる敵アサシンは森上を使って封殺できるので一人で抑えられるのでいいとして、アーマーと騎馬の同時襲来が厄介。コンスタンツェの再移動で味方1ターン目にアーマー1匹は処理できるので、後は騎馬を全部エガちゃんで受けて削った後に、次味方ターンで計略連打で排除→左上の中ボス排除でイベント発生が安定しそう。
- 敵増援で来るシューターを使われるとマジで死ぬので即排除できるように何度か試行錯誤する羽目になるかも。しました。
- EP6
- EP7
- ラストマップ。始まってすぐボスと接敵できるのは楽でいいよね。
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- 味方2ターン目にはアーマーブレイクを狙えるはずなので、敵計略によるワープ祭りになる前にできればやってしまいたい。1ターン目に全軍射程ギリギリ(硬いエガちゃんはトリック使って中で待機して奥で火計当てたい)で待機して一斉に計略祭りをすれば雑魚排除も一緒にいけるはず。
- ワープ祭りになった後は、攻撃51+6と攻速17の反撃食らっても耐えられる味方(先生・エガ・ディミ)辺りでボスを地道に削りながら、他は無理せず無限沸きの雑魚敵を排除と各自調合薬使用優先でいけるはず。リンハルト君はひっそりと過労死する。
- 敵計略の全体攻撃もありながら、調合薬を無限にくれる人もいて、心象風景としては「みんな! 調合薬は持ったな! 行くぞォォォ!」という感じ。
- 最終的な自軍のレベルは、先生35、他は平均30で出番の多さに応じて上下というあたり。
各キャラ評
- ユーリス
- 外伝の実質主人公。ただ単純なキャラ性能では優遇されてた旧三学級長よりも明らかに見劣りする。力も伸びず、回復魔法あるのに魔力も伸びないし。ていうかむしろ速さしか伸びないし。
- ところがぎっちょん、アクセ神器の持つ『トリック』がスーパーインチキ性能をしていて、使用後本人が再移動できることで疑似的に射程五ながら無限に使える廉価版ワープの杖。接敵前にはエガちゃんを運び、接敵後には位置調整の補助として毎ターン使ってもおかしくないレベル。むしろそれだけで十分すぎるほどに役に立っているので戦う必要すらない。踊り子並みのバランスブレイカー。
- バルタザール
- 何故か空気を読まず神器を持ち出している辺りFEHなヘクトルみある。でも地味。受ける程守備があるわけでも、アタッカーとしても神器あってもワンパンできる敵は多くなく、回復魔法もリカバーない分ユーリスよりも意味ないし。
- でもそんな彼だけにしかできない輝く場面はあって、ある程度育成してあれば(力29くらい)最終マップの無限沸きの敵を神器で反撃をもらわずにひたすらワンパンするという重要な仕事。かくして個人的評価としては「恩人だけを無限に殺す機械」。
- コンスタンツェ
- グレモリィしかなれなかった貧弱だった女性魔導士組への福音その一。いやまあ「貧弱(ゲーム中自軍最強アタッカーであることがしばしば)」なんですけど。そこに実用性ありそうな再移動可能魔法アタッカー職が追加されてしまったということはつまり……。
- 彼女本人も後述のハピと違い高速アタッカーなのでものすごい強い。サンダーストーム以外全部射程2でもこの使い勝手なんだから、地上組のぶっこわれ女性魔法キャラたちがダークペガサスがになったら一体どうなっちゃうの~??? と否が応にもwktkしてしまう、別の意味での罪作りな女性。
- ハピ
- 女性魔導士組への福音その二。魔法射程延長とかwktkしちゃう。
- コンスタンツェとは違い鈍速ではあるものの、そこはちゃんと長射程の魔法が揃っていて再移動できる魔法アタッカーとしては必要十分な性能。この二人が平均以上なのが、男組二人が揃ってアレな評価を相対的に強くしちゃっているよねえ。
- ベレトスせんせー。
- てんてーが自動修復仕様なので本編よりも気楽に振っていける分つよい。これ本編でもこの仕様でよかったんじゃ。あとちゃんとソードマスターなのもつよい。
- エーデルガルド
- きた! 盾きた! メイン盾きた! これで勝つる!
- 選択肢のない分本編よりも責任重大なメイン盾。だから足が遅いのが本編より致命的で、つまりそのままユーリス君のトリックの重要性が上がる、というピタゴラスイッチのような関係性が上手くできてる。しかもラスボスも魔法じゃない物理攻撃なのでこの忖度には皇帝様もニッコリ。
- ディミトリ
- 概ね「エーデルガルトもクロードも英雄の遺産持ってきてないのにディミトリは手槍持ってきててズルイ」と、どこかの天才プレイヤーが評価した通り。
- 相方のクロードがやっぱり残念性能なので、再移動できる物理アタッカーとして勝手にレベルが上がっていく。
- クロード
- うーん、本編評価でも書いたように、本人というよりはこの職こそがガッカリ性能感だと思うんですよねえ。紙装甲で回避も伸びないから一人受けるのも割とギリギリだし。それでも再移動が貴重な外伝は最低限の仕事はできるのでいないよりもずっとマシなんですけど。
- ヒルダ
- かわいい。キャラとしては最終的に今作で一番好きな女性キャラなんですよねえ。まぁ性能としては本編以上にカバーのしようのない技の低さで空振りまくっちゃうんですけど。仕事としてはメイス持たせてアーマー系を薙ぎ払うのと、無駄に全キャラ一高いHPのおかげでラスボスを殴る係もできるくらい。あと戦闘勝利後の煽りが全キャラ一かわいい。
- アッシュ
- ちゃんと『応撃の構え』持ってきたのでMVP。途中で止まってた青組データを久しぶりにロードしたら、やっぱり応撃持ってたので実家のような安心感。
- 弓兵としてはちゃんと射程3~4攻撃もできるのでどっかの飛んでる級長よりずっと役に立つ。でもアーマー系だけはかんべんな。
- リンハルト
- 上の二人の回復魔法がまったくのゴミなので、実質唯一のヒーラーとしてひたすらライブ振る羽目になり過労死する。本編よりも酷使されるので最初の登場時に逃げようとした判断は正しかった。