『BUNNYBLACK3』クリアした

ということでそろそろ微妙にやることのなくなってきたドラクエ10のレベリングの息抜きがてら終了。一周目クリアで大体20時間ちょっと。


えーと、うん、まぁ、いつものキャラさんでしたよね。前作どんな日記書いたっけなー、と探してみたらまさかの書いていなかったというオチ。一応やったはずです。たぶん。前回の『門を守るお仕事』がかなりギリギリな出来だったので心配だったんですが、さすがに続編だけあってその辺り安心できるシステムではありました。まぁ変わり映えしないとも言えるんですけど。この辺は続編の強みでもあるよなぁと。
ともあれ、正当進化といって差し支えないと思うので、前作までやってきた人であれば今回もやっても損はないんじゃないでしょうか。




以下興味ない人とネタバレあるのでごめんなさいの続きを読む。



















  • システム
    • まぁ基本的には過去作品と同じく「全体攻撃ぶっぱゲー」であります。
    • ただ前回までとは違うのは、効率を追求した結果そうなった過去と違って、今回はかなり敵の強化――必殺攻撃やクリティカル攻撃の増加――によって、効率云々というよりも攻略上かなり必須になっているという点にある。殺られる前に殺れ。なのでそれに加えて戦闘時の「速さ」勝負が、こちらも同じくかなり重要になっている。結果として先手をとって敵を蒸発させることが、燃費としても効率としても、最終的に一番の最適解となっている。結果として、一部ボス戦を除きやっぱり単体物理攻撃の出番が――ぶっちゃけそれさえも単体魔法攻撃の方が強い――なくなっているのはアレですよね。上記必殺攻撃やクリティカル攻撃の強化はこうした相対的に弱い物理攻撃へのテコ入れだったのでしょうけど、しかし結果として、それは自軍戦略よりも敵側に作用してしまって、その反作用として自軍の大魔法ぶっぱゲーが加速しているのは皮肉であります。もちろんボス決戦用に居た方が役に立つのは間違いないけれども、しかし下記『格』問題もあって育成コストもやっぱり掛かるわけで……。
    • この辺のバランスは(あるとすれば)今後の課題だろうなぁと。ただそれでも、スキルの振り直しによる装備スキルの整理や自動戦闘時の味方AIもかなり賢くなっている気もしますので、個人的には戦闘もオート任せにできるしこれはこれでかなり楽でいいです。
  • 「格」問題
    • 最新パッチで一部修正されたように、今作で難点をあげるとやっぱりここだなぁと。ぶっちゃけコストが厳しすぎてパーティ編成が厳しすぎる。総コスト限界が上がるのが緩やかすぎて、僕なんて結局最後まで六人編成にしませんでしたし。まぁあまりレベル上げをしない僕のプレイスタイルもあるんですが、総コストの余剰分がギュンギュスカーポイント=探索時に使えるボーナスコマンドの使用回数に直結するので、正直単純に戦闘要員を増やすよりも、こちらとリザーブを増やす方に回した方が強力なのはにんともかんとも。
    • その意味で、結構すぐに上記パッチで修正されたのは評価できるでしょう。むしろ一周目から下げて、より今回新登場のキャラたちを使わせるようにした方が愛着も沸いて良かったんじゃないかと思いますけど。特に今回初登場の諸抵抗勢力長たちを「4→3」にして、その他新メインキャラの仲間を「6→5」にするだけで大分変わるんじゃないかと。
  • シナリオ
    • こちらもいつものキャラさん風お話であります。個人的には、ゴテゴテのファンタジーよりは、まだこの薄味の方が好みというかなんというか。実際幾らゲーム性目的といえども、キャラさんに長年付き合っていけるのは正直この部分が大きいんですよね。名前出したりしませんけど、あまりにも厨二ファンタジーやられると歳のせいかすごくつらい。あとほのぼのレイプがものすごく加速していて、まぁそれはそれとして、エロシーンがどんどん薄くなってる感。魔王様のおちんおちんに勝てないゲー。まぁファンタジーだしね! 個人的にはこれでもいいと思うんですが、この薄さはなんだか泣きゲー全盛期を見ているような気分に。


まぁやっぱりこれまで地道に築いてきたキャラさんちの世界観全体を説明する作品としてやっぱりこの「BUNNYBLACK」シリーズはそれなりに優れているのだろうなぁと。故にこうして続編も作られると。天界・魔界・人間界と、やっぱり主要勢力とその関係性がきちんとお話のメインに出てくるし。アリスさんちのランスシリーズなり、エウシュリーさんちの戦女神シリーズなり、このキャラさんちのシリーズもそうした感じ続いてくれれば一ファンとして嬉しいところではあります。これがフラッグシップ作品なんだと言われるとなんだか複雑な気持ちにはなってしまいますけど。僕としては雪鬼屋の続編を是非。


がんばれソフトハウスキャラ。次回は書くことがあれば『どらぺこ』あたり。