『デモニオン 魔王の地下要塞』クリアした

ということでアトリエかぐやからの分離組の第一作であります。あのダンジョンクルセーダーズの次を諦めずに待っていた人はそれなりに報われたんじゃないでしょうか。よく出来ていたと思います。M&M先生おかえりなさい。まおーさまのキャラが紙一重ですごく良いのでお勧めです。
ゲームとしてはよくあるTD――タワーディフェンス風で、エロゲ商売の規模的に、下手にRPGとかに手を出すよりはやっぱりこの辺が安定してやれる範囲なのかなぁと。個人的にも好きなジャンルではあるのでこれからも増えていったらいいんじゃないかな。



以下興味ない人とネタバレあるのでごめんなさいの続きを読む。






















  • シナリオ他
    • こうしたエロゲにおいて、エロが薄いのが一般的な昨今において、まさかの逆パターンです。その点だけでも結構評価できるかなぁと。
    • まぁ基本的にはどのキャラも、悔しいでも感じちゃう的な「おちんちんには勝てない」ゲーなのでワンパと言えばワンパではあります。ただその辺のマンネリも主人公である魔王様が何故か立ち絵でブーメランパンツ丸出しでドヤ顔しているのを見ていると許せてしまう気分になってしまう不思議。
  • ゲーム部分
    • 基本的に悩んだらリッチを並べておけば全て解決、という点さえ除けばそこそこバランスも取れていたのではないでしょうか。リッチさんだけは何であんなに超性能で低コストなんだ。
    • ただぶっちゃけ攻略することだけは考えれば、何も考えずに強いユニットを入り口に並べておくだけでクリアできるので、その辺は惜しかったなぁと。やっぱりTDと言えば後半からガンガン敵の流入量が増大して主防衛ラインが徐々に後ろに押されていく感じがミソだと思うので。その辺り、敵が強大になる前に終わってしまって尻切れです。まぁヒロイン捕獲の条件が特定ユニットが配置された部屋で倒すことなので難しかったのかもしれませんが。その意味で、周回前提で作るなら難易度調整さえあれば完璧だったなぁと。
    • そのせいか、序盤は猛烈に忙しく、病院設置できるようになる中盤以降はほぼ二倍速にして見ているだけ、ということに。しかし前述したようにゲーム性重視なエロゲとしては珍しくきちんとエロシーンまで作ってあるので、そのバランスを取っているんだと言われれば納得するしかありません。
    • ただUI周りは色々しんどい。あとマップの表示範囲が狭いのはTDとしては結構致命的だなぁと。もう少し視点を引けさえすれば良かったのに。


ともあれ、やっぱりエロゲとして勝負できるよく出来たゲームだと思います。あれからずっと待っていた甲斐がありました。まぁ結論としてはM&M先生さすがです、ということで。