中国政府が証明してくれるクオリティ

5月34日の日記。


中国でグーグルが接続不能、天安門事件25年を前に=監視団体| Reuters
米、日経助手拘束で中国を非難 「報道の自由締め付け」:朝日新聞デジタル
中国、ネットなど言論を封じ込め―天安門事件25周年控え - WSJ
中国政府はなぜ人権派を根こそぎにするのか | ニューズウィーク日本版編集部 | コラム | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
ということで毎年恒例の中国さんちがより手段を選ばなくなる時期がやってまいりました。よりセンシティブな時期だからこそ、彼らはその情報統制を一層強める。それこそ「天安門」に関する以外のニュース、政治経済社会に関する僅かなネガティブな報道すら許されないほどであります。日本やベトナム方面も主目的ではないにしろ、この一助となっているのでしょうね。ベトナムの悪魔が我らが領海に侵入しているのだ。
彼らにとって都合の悪い報道は全て騒乱罪であり国家転覆罪である。天安門以降から始まったイデオロギー統制は、21世紀になっても、いやむしろ習さん時代になってより強まってきたというのが大方のチャイナウォッチャーの見方でもある。
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まぁ以前の日記でも少しふれましたけど、報道の自由(180か国中)第175位は伊達じゃない。そんな彼らだからこそ今年25周年の『5月35日』を見逃すはずがありませんよね。

同団体によると、少なくとも先週から中国の多くの利用者が接続できない状態になっている。このようなインターネットサービスの遮断がみられたのは、2012年以来だという。

同団体は、「この遮断が(天安門事件の)発生日前後の一時的な措置なのか、恒常的なものかは明らかではない。ただ、4日間も遮断が続いているため、グーグルがこれからひどく妨害され、ほとんど使えなくなる可能性が高い」とした。

中国でグーグルが接続不能、天安門事件25年を前に=監視団体| Reuters

なのでグーグルさんが遮断されるのも、2002年に初めて遮断されて以来、最早定例行事ですらあるわけで。
まぁ皮肉なお話ではありますが、こうして遮断されるということが中国政府の要請するフィルタリングに同意していないこと、それこそgoogleの社是であるところの「devil」になっていないことの逆証明でもあるのかもしれませんけど。

 日経重慶支局の助手は5月13日に拘束された後、「故意に騒動を引き起こした容疑」で拘留された。仕事の関係で、著名な人権派弁護士の浦志強氏と接触しようとしたとみられる。

米、日経助手拘束で中国を非難 「報道の自由締め付け」:朝日新聞デジタル

この辺はおそらくマスコミ各社でも同じような構図があったりするのでしょうね。。
つまり同様に、中国の反感を少なからず買っているということは、それはまぁある種のメディアとしての(中国報道に関しての)信頼性の証でもある。まぁ中国国内で「お墨付き」をもらっていること自体もう笑うしかないお話ではあるんですけど。


中国政府に非難されてこそよきメディアの証である、なんて。