高くてもポップコーンは売れる常識的に考えて

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「映画館のポップコーン」はなぜ高くても売れるのか?(横山信弘) - 個人 - Yahoo!ニュース
タイトルに釣られた感。

「映画館でポップコーン」も同じ構図です。「映画館に行ったらポップコーンでしょ」と多くの人が言い、実際にその姿を何度も目にすると「感化」されていきます。そして同調性の高い人ほど、購買欲が高まってしまいます。多少値段が高くても手に入れたいという衝動を抑えることができません。購入した理由はいたってシンプル。「映画館に行ったらポップコーンでしょ」なのです。

「映画館のポップコーン」はなぜ高くても売れるのか?(横山信弘) - 個人 - Yahoo!ニュース

いやまぁ説明としては(おそらく)間違ってはいないんでしょうけども、でも「空気」「常識」と身も蓋もなく言われるとそれはそれでもんにょりしてしまうお話ではあるかなぁと。
それだけじゃ寂しいので以下適当なお話。


ほとんどの娯楽産業が通る見慣れた最適戦略 - maukitiの日記
以前の日記でも書いたお話ではありますが、結局この「映画館の高いポップコーン」というのはまぁある種の『差別価格』でもあるわけですよね。アイテム課金のような何か。つまり、映画を「余分に」楽しむ為の選択的な商品、だからこそ映画館のポップコーンというのは高くても売れるのです。
まぁ決して日本の映画料金は安いということはできないと個人的にも思いますけども、しかしそれでもやっぱりポップコーンの暴利っぷりに比べたらマシではあるのでしょう。重要なのは入口の広さであり、その上で、払う気のある人には追加料金を払ってもらうという経営戦略。
メインは映画であり、ポップコーンは脇役でしかない。しかし、脇役だからこそ、高くてもお金を払う人が居るのです。これが必須料金(基本料金)だったら文句が出るのは確実でしょう。買う人も買わない人も自由であり、その上で「買う気のある人」を相手にしているからこそ、その強気な値段は許されるのです。
「より」映画を楽しむためにポップコーンやジュースはいかがですか?
「より」映画を楽しむために特別な席はいかがですか?
基本料金で稼ぐのではなく、追加のお金を気持ちよく客に支払ってもらうためのやり方。


こうした成功例を見ると、こちらも以前の日記で書いたように、ゲーム業界が基本料を抑えつつ『アイテム課金』で稼ごうとする戦略はやっぱり見慣れた最適戦略ではあるよなぁと。