『武想少女隊ぶれいど☆ブライダーズ』クリアした

久々にゲーム感想日記。


ということで、まぁ概ねよくできたSRPGと言っていいんじゃないでしょうか。このジャンルは数々の名作たちも少なくない一方で有象無象も少なくないんですが、そんなアレな作品たちよりはずっと「遊べる」ゲームだったと思います。この辺は上手くパスチャ3の反省を活かせたのかなぁと。
特にありふれた量産型SRPG――それこそ前回パスチャもそのものでもあったんですけど――が良く陥る他SRPGと一味違った特色を出そうと新システムを実装させようとしては空回ってきた事例=前作よりも地味ながら上手くゲーム性に変化をもたらすことに成功しているのではないかと。特敵の進行方向を明示化して町を守らせることで、地形効果と資金獲得(失敗すると投資そのものも無駄になる)のトレードオフを上手く実現できてると思います。
システムにしろシナリオにしろ、きっちり纏まっている作品かなぁと。





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改善要望というか不満点。
ボリュームはまぁ主観による問題が大きすぎるのはともかくとして、全員生存の戦果ボーナス1.5倍は高すぎると思う。そのせいで事故死した時のリセット誘引が強力に。なぜ敵完全討伐が1.25倍でこっちを1.5倍にしたのかと。これならどっちも1.3倍位にしておけばいい気がする。


各キャラ評。

  • 流星:バランス型。必殺技は3ゲージで大型特攻なのでほぼボス専用ながら頼りになる。
    • 射程の都合上余りがちな反撃用短剣大剣だけでなく反撃用銃も使えるので智苑と同じ運用で安定して使える。そこそこ避けてそこそこ耐える。
  • ほのか:バランス型。一応火力型だけど……まぁふつう。
    • レーザー反撃武器はなつみに取られるものの、ロケットに最悪大剣もあるので、反撃時も安心して使える。
    • 中盤から飛べるようになるけれども、ぶっちゃけ基本攻めずに待って地形効果狙いが基本なこのゲーム――飛行のみ侵入可能な所に地形効果あるとこほぼない――あんま利点ないよね。特攻気にしなきゃいけなくなるし。
  • なつみ:回避特化型。必殺技は飛行特効で使いやすい。でも多くの人でリセット原因ナンバーワンになるはず。僕は最後のボス撃破タイミングで6%2回HITで一撃死してから信用しなくなりました。
    • レーザー反撃武器が防御プラスなのはマジなんなのと嘆きつつも、ぶっちゃけ反撃回数が多くなりがちで速攻溶ける方が痛い。
    • 回避を0%まで持っていければ夢のダンバインゲーが実現できるんだけど大抵ギリギリ足りないのが嫌らしいゲームバランス。ただそれは地形効果やマインゴーシュ他工夫でどうにかなるとしても、問題は防御の自然成長がほぼゼロで脆過ぎワンパン事故大杉となる。
    • その上で、しかしこのキャラがピーキー過ぎる一番の問題は、防御と回避の能力向上の資金投入比が悪すぎる点だと思う。
  • 小夜子:HP特化型。必殺技はかなり地味で使い道に困りがち。なつみに続くピーキーキャラ。いかにも特化なこの二人を真面目に使おうとすると、バランス型の残り4人の安心感が高まるっていう罠。

武器が事実上専用なのでその点は安心だけど、武器をいっぱい使おうとするとむしろ本体が死にかけるっていうね。回避が事実上ほぼゼロなのが痛すぎます。火力高いボスを数ターン抑えることはできても、防御が低すぎて雑魚壁担当だと実は最も向かないキャラに。

  • サイエ:回避特化。でもHPと防御が少しだけあるのでなつみよりも大分マシ。
    • 短剣&ミサイルであまり武器に恵まれないものの、脅威の消費1の低燃費必殺技しかも高クリティカル、があるので結構どうにかなる。雑魚掃除からボス削り万能に使えて安心。武器も余る方なのでどんどん使える。これが事実上のメインヒロイン力か。
  • 智苑:防御寄りバランス。ぶっちゃけ流星とのキャラ性能差がだせない。ちょっとだけ性能こそ上っぽいけど、それでも必殺技の分負けてる感。中型特効ってほぼ一か所しか使う所が……。


次は再来月のアルファライド予定。