またソ連時代の置き土産な時限爆弾の導火線に火が

あちこちに不発弾あって大変だよね。



ナゴルノカラバフの戦闘、アゼルバイジャン軍と停戦合意 写真2枚 国際ニュース:AFPBB News
ということでとりあえず停戦したそうで。まぁプーチンさん激おこだったし仕方ないよね。

 今回の戦闘でアゼルバイジャン側は、アルメニア系が事実上支配するナゴルノカラバフで複数の戦略的要衝を掌握したと主張している。この情報が正確ならば、1994年の停戦合意以来、初めて前線が変化したことになる。(c)AFP

ナゴルノカラバフの戦闘、アゼルバイジャン軍と停戦合意 写真2枚 国際ニュース:AFPBB News

お隣のグルジアジョージア)やチェチェンなんかもそうなんですけども、旧ソ連崩壊時代の遺産でもある民族・ナショナリズム断層線ってまぁロシアの周辺に走りまくっているわけで。その意味で言えば今回もウクライナ・クリミアなんかと同じような構図の一つであり、そこで見せるロシアの態度というのは一貫してはいるんですよね。
――これ以上我々の土地を好き勝手に弄られはしない。
ウクライナ騒動の当時から一部識者が言っているように、あれは徹頭徹尾ロシアの「防衛的」反応であって、彼らには端から見てもそうしなければならない切実な理由があると。だってそうしなければ母なるロシアが「またもや」周縁から分解しかねないから。
「ソ連人」たちと「ヨーロッパ人」たちが同じように見た華胥の夢 - maukitiの日記
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以前から書いてきたお話ではありますが、これもソ連崩壊=分解の恐怖におびえる現代ロシア、という構図かなぁと。多くの歴史が証明するように、旧支配者たちからの軛から解放された彼らが次に目指すのは「自分が何者であるか」を証明することである。我々は隣人とは違うのだ、なんて。そしてそんな自己証明の戦いに否応なく巻き込まれるロシア。まぁやっぱり旧ソ連時代からの自業自得感はあるんですけど。


がんばれプーチンさん。