何故今更になって普天間問題だったのか

ということで出来れば見なかったし無かったことにしたいけど、そうもいかないのでとりあえず一回位は触れておこう日記。民主党代表戦のお話。


まぁなんというか、小沢さんが今更になって「普天間移設問題」を持ち出してきたのは、どう見ても今の政府の方針をかつての自民党案と対比させる為ですよね。かつての自民党と沖縄で同じ事をやろうとしている管内閣に対して、自分達が本来の・正当な民主党であると表明し、その構図を対比させている。
もちろんそれをあからさまに口に出したりはしないけれども、結局の所、普天間問題を持ち出すことによって、最初に自民党の無策を非難した時と同じ絵を作り出そうとしている。あいつらは自民党と同じであると。まぁ確かにその方法としては前回効果を発揮したわけでもあるし、完全に間違っているとは言えない。国民の事はさて置くとして。


つまり、対立の構図としてはまたぐるっと一周回って同じ所に帰ってきた。
一方は前回の失敗から学んだより「進歩した」民主党であると語り、もう一方は自分達こそが「本来の」民主党であると語るわけだ。
なにこの新生ジオンと正統ジオンみたいなノリ。なら次は党を割ってのネオ・ジオンですね!



ともあれ、そうやって「普天間問題」は再び世に出てきた。
そして歴史は繰り返される、一度目は悲劇として、二度目は喜劇として。