目的は政権交代、目標は自民党

でもたぶん戦術はあっても戦略はない。


年内解散という「風」に対立軸はあるのか? | 冷泉彰彦 | コラム | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト
そもそも野党は単純に政党というだけでなく政策としても「非自民」以外に何がしたいのかよく解らないよね、という身も蓋もないお話。まぁ概ねその通りかなぁと。もしかしたら彼ら自身はその違いが解っているのかもしれないけれども、しかしそれが有権者に広く伝わっているとはあんまり言えない。
先日の日記でも書いたように、少なくとも日中首脳会談は実現させたことで今後の中長期展望はともかくとして単純な「ウケイカ」への予防線は張ることができた一方で、経済問題はアベノミクスという手法が間違っていたのかそれとも消費税増税という時点から間違っていたのか、成功したとはとても言えない。しかし右からにしろ左からにしろ、それ以外に広く有権者から支持されるだけの経済政策の選択肢=対立軸を提示しろとなるとやっぱり難しいですよね。
――となると採れる戦術は自民批判以外にあんまりない。
それがないまま自民党への不満が限界の一線を越えると、この前のように明確なビジョンもないまま野合が進み「とりあえず政権交代してみよう」な構図が生まれてしまうと。その意味で言えば、10年位経てばまた前回顛末の記憶から薄れていくし、ついでに実際に見ていない世代が台頭するでしょうから、それ位待てば前回のような愉快な熱狂が生まれるかもしれないね。

 これに対しては、その自民党の軸に「対抗する組み合わせ」は現在のところはありません。ですが、少なくとも、年末に予想される総選挙ではそうした「軸」を意識しながら各党の言動をよく見ていくことが大切だと思います。

年内解散という「風」に対立軸はあるのか? | 冷泉彰彦 | コラム | ニューズウィーク日本版 オフィシャルサイト

ただこうした軸を見ると結果的に今の自民党って結構ふつうに中道派だったりもするんですよね。元祖何でも政党の自民党の強みと弱み。


ともあれ、もし仮に日本でも社会問題等からの『軸』が生まれるとしたら一体どんな感じになるのでしょうね? と考えると共和党みたいな小さな政府主義の方が人気出そうかなぁ。以前の政権を取る前の民主党もそんな感じでしたしね。
みなさんはいかがお考えでしょうか?