まさか六年越しで続きがあるとは。
Fallout76内で階級闘争が始まった サブスクリプションに課金した者とそうではない非課金者の間で対立が深まっており、非課金者はサブスクリプション者を集団で襲ったり、サブスクリプション者たちはそれに対抗しようとしてゲーテッド ・コミュニティを作ろうとしている https://t.co/K4lltCWV71
— Namsan (@namsan49) October 29, 2019
こういうお話だいすき。
以前も何度か書きましたけど、ネットゲームって『もし世界が100人の村だったら』のような、かなり簡略されたリアルな社会実験の一つだと思うんですよね。
だから、もしこの状況のように富裕層と貧困層の活動がバッティングするとこうなるのもやむなしだよね。
であればこそ、経済格差の拡大が社会不安を招く、とずっと言われてきているわけで。
失うモノがない俺たちは何だってやってやれる。
それがポジティブに働くならともかく、ネガティブな意味で使われるとまぁ結果はお察しであります。だからこそ、貧困層救済政策って実は(失うモノが大きい)富裕層であっても無視できるものではない。
ホリエモン「お前が終わっている」発言に見る、日本経済が「本当に終わっている」理由 (1/3) - ITmedia ビジネスオンライン
「終わっているのはオマエ」とか言っちゃう人も少なくない、どころか結構多いのが頭痛いところではあるんですけど。
ともあれ話を戻して、これってmmorpgの全盛期からあった光景なんですよね。課金アイテム・特典アイテムを持っている人は割と優先的に狙われる。更に古くはUOの時代から。
……昔『Junkmetal』っていう名作ロボネトゲがあってのう、特典(課金)に付いてる容量の大きいバックパックを装備しているとそれだけでよく狙われたものじゃ。ついでに同梱のコントローラーがわりとクソだったんじゃ。
人の妬みや嫉みっておそろしいよね。
ただまあこうした行為が理性的・合理的かというとまぁそんなこと絶対に言えない。
昨今のソシャゲ界隈では割と使い古されたネタでもある、「課金プレイヤーばっかり優遇してて(ガチャいっぱいできて)ずるい!」というのは、本当に何も考えていない発言ではあります。
しかし、だからこそ、その包み隠していない本心を正直に話しているとも思うんですよね。
課金プレイヤーはずるい!
――転じて、「お金持ちはずるい!」と全く思ったことがない大多数の私たちだっておそらくほとんど居ないはずで。
私たちは当然の話として理性を重んじていながら、しかし「心の赴くままに」などとその正直な感情的行動を信奉する一面もある。だからこそロマン主義は「考える人間は堕落した動物である」としてきたわけでしょう。
「理性とは情念の奴隷であり、またそうでなくてはならないのであって、情念に仕え従う以上の役割を期待しうるものではない*1」なんて。
やはり課金兵死ぬべし慈悲はない
復讐するは我にあり。
みなさんはいかがお考えでしょうか?