今回の選挙立候補者で愉快な人が居たらしい。
こども達に、明るい未来を! 合衆国日本! 前田/ウェブリブログ
まにあっくすZニュース 38歳無職アニヲタ、衆院選に出馬するも得票数652票 「政策はコードギアスを参考にした」
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20090901/plt0909011505002-n2.htm
衆議院議員選挙 38歳無職の戦い 「こども達に明るい未来を!合衆国日本!」 : アキバBlog
うわぁ……、ギアスか。
他に何か無かったんだろうか。
漫画にもなったし、伊坂幸太郎の『魔王』とか。これもアレか。
しかし実際ありそうな話ではある。
もしこれが、三島由紀夫とかにかぶれてたらここまで言われなかったのか、とか考えると面白い。
今日の日はさようなら、また会う日まで
さて置き、
38歳という要素が無ければまず間違いなく、ほぼ100%、
「ゆとり脳こえええええwwww」とか
「ゆとり恐ろしいwwwwww」
「ギアスwwwwwwwwゆとりwwwwwwww」
と言われていただろうと予想するのは難しくない。
そのあまりにも使い古されたフレーズが出なかったのは結局、
「38歳」だったから、というだけの話で。
きっと38歳より年配の方からすると、
これも結局「最近の若い者は……」という所に落ち着くんじゃないかと。
「ゆとり=最近の若い者は」論なんてのは結構前から言われているけれど、
まぁ確かに安易なレッテル貼りだとは思います。
だけどそれは、人間の根源的な若さへの憧れ、懐かしさ、嫉妬があるんでしょう。
故の「最近の若い者は○○だ」という言葉。
そうした心情を軽くスルーしつつ使える「ゆとり」という言葉は確かに素晴らしい発明だったと思います。
あくまでも建前上は、そうした前提を無視して使えるのだから。
こう考えると、
「ゆとり脳」とか馬鹿みたいに使ってる人も、
「最近の若い者は〜」と嘆くオジサンも、
何だか優しい気持ちで見れるというものです。