数十秒に一人のペースで、世界のどこかで失言の責任を取らされている人が居る

という調査でも誰かやればいいのになぁと思います。ちなみに「誰かが街のどこかで」にするといきなりナースエンジェルっぽくなって素敵になります。


米国、「沖縄はゆすり名人」発言のメア日本部長を更迭 写真5枚 国際ニュース:AFPBB News
さて置き、これがひょんなことで表に出てきたのは運が悪いとしか言い様がないし、そして日本としては表に出てきた以上抗議する以外ないし、そしてアメリカとしてもそれが事実である以上は何らかの処分を下すしかないし、何この「ないしないしゲームは。ピタゴラスイッチに近い。
結局の所、幾らオフレコだとしても、迂闊にそんなこと言うべきではなかった、辺り当たり前のことしか言えないんですよね。全文*1読む限りでは、おそらくそれは侮蔑目的というよりは、どちらかと言えば愚痴に近いものだったんでしょうし。「いやぁ取引先の相手がワガママで困るんだよ(笑)」的な。


その意味で、やっぱり私たちと彼らはポジションが違うのだから物の見方は違って当たり前だとはいえる。以前北朝鮮から亡命した人が「日本人拉致問題は(食糧難と弾圧に苦しむ北朝鮮国民の数に較べたら)『ささいなこと』だ」と述べてニュースになったこと*2がありましたけど、その構図に近いものはありますよね。
普段から地球市民や全人類というような普遍的な属性を素晴らしいと賛美している人たちにしたところで、私たちはごく当たり前にそれよりも自らの国家、あるいは一地域、の幸福を重要視しているのは間違いないんだから。例えば「北朝鮮で飢えている100人より日本人の1人を心配して何が悪いのか?」と。勿論これを公言するのはまずいけれども、しかし内心では殆どの日本人がそう考えているだろうし。
その意味で今回のメアさんは自らの国家の国益を追及する点で、少なくともその職務に誠実ではあったと思うんです。うちの国なんて最近話題*3竹島の以下略。


ということで、人類普遍で、そしてまぁいつもの「失言に気をつけましょう」というすごいふつうのことしか言えないお話でした。人類総パパラッチと言われるこんな時代だから尚更に。
http://jp.wsj.com/US/Politics/node_194830
こんなお話もあることですし。多分アメリカ的にはこっちの方がネタとしては盛り上がる気がします。