今更その負の連鎖をやめるわけにはいかない

その『円環の理』を捨てるなんてとんでもない!


「逃げなかったバカなやつ」…復興相が友人を : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
ということで話題になってるいつもの失言シリーズ「「「逃げなかったバカなやつ」なんてバカなやつ」なんてばんてバカなやつ」な揚げ足取り合戦であります。うん、まぁ、不毛ですよね。


さて置き、これをマスコミの皆様やあるいは自民党の失態と仰る方も多く居るんでしょうけれども、しかしまぁそれを言った所で何を今更という話ではあるんですよね。だってもうそれで彼らは一度実績を作っているんだから。現実にそうした戦略によってマスコミの皆さんは視聴率を稼ぐ為の『政権交代』を演出し、野党だった民主党は現実に政権を獲得したわけです。故に今回だって同じことをやろうとするのは当然じゃないですか。だってそれで前回成功しているんだから。むしろ今更になって「こうした状況はよくない」とか言っている人たちはなんて甘ったるいことを言っているんでしょう。私たちはもうその流れを一度はじめてしまった以上、今更やめることなんてできないんです。だってもう成果が出ることを一度証明してしまったんだから。次に続く人が同じ様に考えるのは別に間違った戦略ではない。揚げ足さえ取っていれば「視聴率を稼げるし、政権が転がりこんでくるんだ」ええ確かにその通りでした。
こうした(不毛な)習慣・慣例はなにもある日突然生まれたわけじゃないんです。いつだって「誰か」が生み出したものでしかなく、そして他ならぬ私たち自身の協力によって存続していく。私たちは自分たちで仕掛けた罠に陥っているに過ぎない。『政権交代』とやらでその社会そのものが変わるなんてこと、当然あるはずがないんだから。なのでやっぱり前回と同じ風景がこうして繰り返されるのです。


最初にはじめた奴が悪いのか、それともやり返した奴が悪いのか。まぁどちらにしても後になって振り返ってみれば「何でこんなバカなことを始めてしまったんだ?」と後悔するのもよくある話ではあります。数百年に渡って不毛に憎しみあっている人たちのこと笑えませんよね。